あさ‐ばん【朝晩】
1 朝と晩。朝夕。 2 (副詞的に用いて)いつも。明け暮れ。「—神様にお祈りする」 [補説]気象庁の天気予報等では、0時頃〜9時頃と、18時頃〜24時頃をさす。→朝夕
あさ‐ぼらけ【朝ぼらけ】
夜のほのぼのと明けるころ。夜明け方。「あけぼの」より少し明るくなったころをいうか。
あさ‐まだき【朝まだき】
夜の明けきらないころ。早朝。「—より怒鳴り立つるに」〈柳浪・黒蜥蜴〉
あした【朝】
1 夜の明けるころ。あさ。⇔夕べ。「吾を呼び醒ませし—の使は彼なりけるよと」〈蘆花・不如帰〉 2 次の日の朝。翌朝。「野分(のわき)の—こそをかしけれ」〈徒然・一九〉
あし‐だまり【足溜まり】
1 しばらく足を止める所。行動の根拠地。「白河家を—にして、京都の公卿たちの間に遊説を思い立つものがある」〈藤村・夜明け前〉 2 足を掛けて支える所。足場。足掛かり。
あそび‐あか・す【遊び明かす】
[動サ五(四)] 1 夜が明けるまで遊ぶ。夜通し遊ぶ。「盛り場で—・す」 2 夜通し詩歌・管弦などの遊びをする。「夜もすがら—・し給ふ」〈源・胡蝶〉
あたら‐よ【可惜夜】
明けてしまうのが惜しい夜。「玉くしげ明けまく惜しき—を衣手離(か)れてひとりかも寝む」〈万・一六九三〉
あま‐つばめ【雨燕】
1 アマツバメ目アマツバメ科の鳥の総称。ツバメに似るが、大形で、翼が著しく長く、体が細長い。全体に黒褐色で、腰が白い。アマツバメ・ハリオアマツバメ・アナツバメなど。主に暖帯から熱帯にかけて分布。...
あま‐ま【雨間】
雨が降りやんでいる間。あまあい。「—というものがすこしもなく」〈藤村・夜明け前〉
あらま・す
[動サ四]《名詞「あらまし」の動詞化》事前に、そのことについてあれこれと思いめぐらす。予想する。「さまざま—・すほどに夜も明け方になりぬ」〈弁内侍日記〉