あけ‐はなし【開け放し/明け放し】
[名・形動]「あけっぱなし」に同じ。「穴だらけというより寧(むし)ろ—と評するのが適当な位に」〈漱石・こゝろ〉
あけ‐はな・す【開け放す/明け放す】
[動サ五(四)]窓や戸などを、すっかり開ける。また、開けたままにしておく。あけはなつ。「窓を—・す」
あけ‐はな・つ【開け放つ/明け放つ】
[動タ五(四)]「あけはなす」に同じ。「表門を—・つ」
あけ‐はな・れる【明け離れる】
[動ラ下一][文]あけはな・る[ラ下二]夜がすっかり明ける。明け渡る。「元日の朝が—・れるまで」〈康成・浅草〉
あけ‐はら・う【明け払う/開け払う】
[動ワ五(ハ四)] 1 戸・窓などを、すっかり開ける。あけはなす。「窓を—・って涼風を入れる」 2 家・部屋などの中の物をすっかり運び出し、立ち退く。明け渡す。「アパートを—・う」
あけ‐ばん【明け番】
1 当番の勤務を終わること。また、その人。下班。下番(かばん)。 2 宿直などを勤務した翌日の休み。また、それに当たっている人。 3 一晩二交代の勤務で夜半から明け方にかけての勤務。また、それに...
あけ‐ひろ・げる【開け広げる/明け広げる】
[動ガ下一][文]あけひろ・ぐ[ガ下二]閉ざされていたものをすっかり開いて広げる。「扉を—・げる」
あけまして‐おめでとう【明けましておめでとう】
[連語]正月のあいさつ語。年明けを無事に迎えられたことを祝う言葉。丁寧に言う場合には「ございます」を付けて「明けましておめでとうございます」と言う。 [補説]「おめでとう」は「御目出度う」「御芽...
あけ‐むつ【明け六つ】
昔の時刻名で、明け方の六つ時。今の午前6時ころ。また、その時刻に鳴らす鐘。⇔暮れ六つ。
あけもどろ【明けもどろ】
霜多正次の長編小説。1960年代の沖縄を描く。昭和44年(1969)から昭和45年(1970)にかけて、「民主文学」誌に連載。単行本は昭和46年(1971)刊。