あかり‐とり【明(か)り取り】
1 光を取り入れるための窓。明かり窓。 2 外の光の取り入れぐあい。採光。「—の好い、風通の好さそうな二階よ」〈紅葉・二人女房〉
あかり‐まど【明(か)り窓】
「明かり取り1」に同じ。
あか・る【明る】
[動ラ四] 1 明るくなる。光を放つ。「やうやうしろくなり行く、山ぎは少し—・りて」〈枕・一〉 2 光沢がある。つやがある。「御服(みそ)は—・る妙(たへ)、照る妙」〈祝詞・祈年祭〉
あかる・い【明るい】
[形][文]あかる・し[ク] 1 光が十分にあり、また光が強く差して、物がよく見える状態である。「—・い月」「東の空が—・くなってきた」⇔暗い。 2 将来などに希望や喜びがもてる状態である。「—...
あかるさ‐しぼり【明るさ絞り】
⇒開口絞り
あかる‐み【明るみ】
1 明るい所。 2 表立った所。公の場。世間。「悪事が—に出る」 [補説]2の意味で「明るみになる」と言うのは誤り。
明(あか)るみに◦出(で)る
知られていなかったことや隠されていた事実が、世間に広まる。公になる。「過去の悪事が—◦出る」 [補説]文化庁が発表した令和2年度「国語に関する世論調査」では、本来の言い方とされる「明るみに出る」...
あかる・む【明るむ】
[動マ五(四)]明るくなる。あからむ。「部屋の中まで—・んで来たか、女の赤い頰が目立って来た」〈康成・雪国〉
あか‐ん【明かん】
[連語]《「埒(らち)が明かぬ」を略した「あかぬ」の音変化》多く、関西地方で、物事が思うようにならないとき、また行為などを禁止するときに言う語。だめだ。「こりゃ—わ」「タバコは—」
あき【空き/明き】
1 物が詰まっていないこと。すきま。空間。余地。余白。「本棚を置く—を作る」「行間の—を大きくとる」 2 欠員があること。「定員に二名の—がある」 3 ひま。「—の時間を利用して本を読む」 4 ...