またたび‐もの【股旅物】
小説・演劇・映画などで、各地を流れ歩く博徒などを主人公にして義理人情の世界を描いたもの。昭和初頭から使われるようになった語。
マダムとにょうぼう【マダムと女房】
五所平之助監督による映画の題名。昭和6年(1931)公開。日本初の本格的なトーキー映画。出演、渡辺篤、田中絹代ほか。第8回キネマ旬報ベストテンの日本映画ベストワン作品。
まちこ‐まき【真知子巻(き)】
ショールを頭にかぶり端を首に巻くスタイル。昭和28年(1953)公開の映画「君の名は」の主人公真知子のスタイルから流行した。
まちのいれずみもの【街の入墨者】
長谷川伸原作、山中貞雄監督・脚本による映画の題名。昭和10年(1935)公開。出演、河原崎長十郎、中村翫右衛門ほか。
まちのひ【街の灯】
《City Lights》米国の映画。1931年作。監督・脚本・主演はチャップリン。盲目の花売り娘に恋をした放浪紳士が、彼女の目の治療費を稼ぐため悪戦苦闘する姿を描く。
まつのろうか‐にんじょうじけん【松之廊下刃傷事件】
元禄14年(1701)3月14日、京都から下向した勅使の接待役を命じられていた播磨国(兵庫県)赤穂の藩主、浅野内匠頭(たくみのかみ)長矩が江戸城松之廊下で高家吉良上野介(こうずけのすけ)義央に斬...
マナー‐モード
《(和)manner+mode》携帯電話の着信時における動作設定の一つ。映画館や電車内など、着信音を鳴らすことで周囲に迷惑をかける心配がある場合に、着信音が出ないようにしたり、バイブレーターでの...
マニックピクシードリーム‐ガール【manic pixie dream girl】
《manicは躁(そう)状態、pixieは妖精の意》映画などの類型的なヒロインの一。引っ込み思案な男性主人公を、明るく奔放なふるまいで翻弄しながらも、その性格や趣味を受け入れてくれる、妖精的な魅...
まね【真似】
[名](スル) 1 まねること。また、形だけ似た動作をすること。模倣。「ボールを投げる—をする」「アメリカ映画の—をする」 2 行動。ふるまい。「ばかな—はよせ」
まのしろ【魔の城】
山田克郎による児童向けの冒険小説。主人公は「マレーのハリマオ」と呼ばれた日本人の盗賊で、後に日本陸軍の諜報員として活動した谷豊をモデルとする。昭和31年(1956)、「日本経済新聞」の夕刊に連載...