いこま‐こうげん【生駒高原】
宮崎県南西部、小林市にある高原。霧島山北東部の夷守(ひなもり)岳(標高1344メートル)北麓に広がる。標高400〜500メートル。春は菜の花、秋はコスモスが一面に咲き、観光名所となっている。
いさ
[副] 1 (あとに「知らず」の意の語句を伴って)さあどうだか。「人は—心も知らずふるさとは花ぞ昔の香に匂ひける」〈古今・春上〉 2 (「知らず」を含んだ意で用いる)さあどうだかわからない。「...
いさ‐がわ【率川】
奈良市を流れていた川。春日山に源を発し佐保川に注いだ。現在は地下を流れる。能登川。[歌枕]「はね蘰(かづら)今する妹をうら若みいざ—の音のさやけさ」〈万・一一一二〉
いしがけ‐ちょう【石崖蝶】
タテハチョウ科のチョウ。翅(はね)の開張5.5〜6センチ。翅を広げて止まり、翅は白色の地に地図状の黒褐色のすじがある。九州・四国からアジアの熱帯に分布。《季 春》
いし‐どうろう【石灯籠】
石でつくった灯籠。社寺に据えて灯火をともし、また、庭園などに置いて趣を添える。用途によって種類が多く、春日(かすが)・雪見・遠州・織部などがある。
いし‐の‐ひ【石の火】
1 火打ち石をこすって出す火。また、瞬間的なもの、はかないもののたとえ。「—よりもまだはかないは人の命でござる」〈虎寛狂・布施無経〉 2 石から出ると考えられた火。「春のわらびに雪消え、—に氷解...
い‐しょ【緯書】
中国、前漢末から後漢にかけて作られた書物。経書に対するもので、易緯・書緯・詩緯・礼緯・楽緯・春秋緯・孝経緯など多種がある。儒教の経義に関連させながら予言・禍福・吉凶などを説いたもの。後世、儒家の...
いしょう‐まく【衣装幕】
花見・遊山で小宴を開くときなどに、木の間に綱を張り、これに衣装をかけて幕としたもの。小袖幕(こそでまく)。「東叡山の春の盛り都にも見ぬ—」〈浮・栄花一代男〉
いしょはいたつにん【遺書配達人】
有馬頼義の小説。雑誌「週刊文春」の創刊号から掲載された連作小説。昭和35年(1960)刊行。太平洋戦争中、病気のため上海で入院し、部隊を離れて生き残った兵士が、戦後帰国した日本で戦友たちから預か...
い‐じつ【畏日】
《「春秋左伝」文公七年注から》夏の日。夏の炎天の日。⇔愛日。