うし‐ころし【牛殺し】
1 バラ科の落葉小高木。山野に生え、葉は倒卵形で縁に細かいぎざぎざがある。春、白い小花を群生し、実は楕円形で熟すと赤い。材は強靭(きょうじん)で、牛の鼻木や鎌の柄に用いた。牛の鼻木。鎌柄(かまつ...
うし‐はこべ【牛繁縷】
《「牛」は大きい意》ナデシコ科の越年草・多年草。田野や道端に生え、高さ約50センチ。茎は赤みを帯びる。葉は卵形で先がとがり、対生。初夏、白い5弁花をつける。《季 春》
羽觴(うしょう)を飛(と)ば・す
《李白「春夜宴桃李園序」から》盛んに酒杯のやり取りをする。
うじ【宇治】
京都府南部の市。宇治川が流れ、奈良と結ぶ渡河地として早くから開けた。平安時代から貴族の別荘地で、源氏物語の舞台。宇治茶の産地。平等院・黄檗山(おうばくさん)万福寺などがある。古くは「菟道」とも...
うじゃじゃ・ける
[動カ下一] 1 「うじゃける1」に同じ。「目は死んだ魚のよう、なんの光もなく、白く—・けている」〈志賀・暗夜行路〉 2 「うじゃける2」に同じ。「うじゃじゃけ放題—・けていた最中である」〈万太...
う‐すい【雨水】
1 あまみず。 2 二十四節気の一。2月19日ごろ。水ぬるみ、草木の芽が出始めるころの意。《季 春》「薩埵(さった)富士雪縞あらき—かな/風生」
うす‐うす【薄薄】
[副] 1 はっきりとではなく、いくらか意識されるさま。おぼろげに。「前から—気づいてはいた」 2 色・光・密度などが薄いさま。うっすらと。かすかに。「どこかで落葉を焚(た)いている煙が…—とあ...
うす‐がすみ【薄霞】
薄くかかった霞。《季 春》「春なれや名もなき山の—/芭蕉」
うす‐こうばい【薄紅梅】
1 花が淡紅色の紅梅。《季 春》 2 1の花に似た色。とき色。 3 織り色の名。縦糸は薄紫、横糸は薄紅。 4 襲(かさね)の色目の名。表裏とも薄い紅梅色、または表は薄紅、裏は紫。
うす‐ごおり【薄氷】
1 薄く張った氷。はくひょう。《季 春》 2 ひびの入った氷を図案化した文様。 3 白砂糖の和三盆(わさんぼん)と越中米のもち米とで作った、薄い干菓子。富山名産。