もく‐しゅく【苜蓿】
ウマゴヤシの別名。《季 春》「—の焼跡蔽ふことをせず/波郷」
もく・する【沐する】
[動サ変][文]もく・す[サ変] 1 水や湯を頭からかぶる。髪やからだを洗う。「雨に—・し風に櫛ずり」〈織田訳・花柳春話〉 2 恩恵などを受ける。浴する。「同一利益の恩に—・せしめようとは考えな...
もく‐れん【木蓮/木蘭】
モクレン科の落葉低木または亜高木。よく分枝し、葉は広倒卵形。3、4月ごろ、葉に先だって紫色の6弁花を上向きに開く。実は集合果で、熟すと裂けて赤い種子をつり下げる。中国の原産。古くから庭木とされる...
もずく【水雲/海蘊】
モズク科の褐藻。静かな内湾のホンダワラ類に着生し、春から初夏にかけ繁茂。茶色で柔らかく、糸状で、よく分枝して房のように見え、ぬるぬるしている。酢の物にして賞味。もぞく。もくず。もぞこ。《季 春》...
百舌(もず)の草潜(くさぐき)
モズが春になると人里近くに姿を見せなくなることを、草の中に潜り込むといったもの。《季 秋》「たのめこし野べの道芝夏ふかしいづくなるらむ—」〈千載・恋三〉
もち‐あつか・う【持(ち)扱う】
[動ワ五(ハ四)] 1 手で持って動かしたり、使ったりする。取り扱う。「何貫もの大石を—・って行かなければならなかった」〈島木健作・生活の探求〉 2 取り扱いに困る。もてあます。「彼は今や人知れ...
もち‐ぐさ【餅草】
《「もちくさ」とも》ヨモギの別名。草餅を作るのでいう。《季 春》
もち‐つつじ【黐躑躅】
1 ツツジ科の常緑低木。低山地に自生。葉は楕円形で質が薄い。春、紅紫色の漏斗状の花を開き、花びら上面に濃紅色の斑点がある。萼(がく)や花柄には腺毛が多く、粘る。ねばつつじ。 2 襲(かさね)の色...
もっ‐か【目下】
1 目の前。すぐ近く。眼前。「災害の—に迫るを知り」〈織田訳・花柳春話〉 2 ただいま。さしあたり。現在。副詞的にも用いる。「—のところ復旧の見込みはたたない」「—検討中」
もつ‐ご【持子】
コイ科の淡水魚。池沼や細流にすみ、全長8センチくらい。体は細長く、口は小さい。背部は黒ずむが、体側から腹部は銀白色。春から夏に水草や石に産卵し、雄が卵を守る。関東以南に分布するが、東北・北海道で...