うま‐の‐あしがた【馬の足形/毛茛】
キンポウゲ科の多年草。山野に生え、高さ40〜60センチ。葉は手のひら状で三〜五つに裂けている。初夏、黄色い5弁花を開く。八重咲き種をキンポウゲという。有毒。こまのあしがた。おこりおとし。《季 春》
うみ【海】
文芸雑誌。昭和44年(1969)中央公論社から創刊、昭和59年(1984)終刊。海外作品を多く紹介したほか、村上春樹の評論や唐十郎の戯曲など、さまざまなジャンルの作品を掲載。
近藤啓太郎の長...
うみ‐あけ【海明け】
北海道のオホーツク海沿岸地方で、春になって流氷が沿岸から離れ、出漁が可能になること。
うみがきこえる【海がきこえる】
氷室冴子の青春小説。平成2年(1990)から平成4年(1992)、雑誌「月刊アニメージュ」に連載。平成5年(1993)スタジオジブリ製作でアニメ化された。
うみ‐ぞうめん【海素麺】
1 ウミゾウメン科の紅藻。干潮線付近の岩や貝殻に繁茂し、濃紅色のひも状で、ほとんど分枝しない。寒天質で粘性があり、食用とする。 2 アメフラシの卵塊。黄色いひも状で、春先、海岸の海藻の間に産みつ...
うみはよみがえる【海は甦える】
江藤淳の長編歴史小説。全5部。昭和36年(1961)より「文芸春秋」誌にて連載開始、中断を経て昭和58年(1983)完結。帝国海軍の父とよばれる山本権兵衛の半生を中心に、近代国家としての日本の黎...
うみべのカフカ【海辺のカフカ】
村上春樹の長編小説。平成14年(2002)、上下2冊で刊行。15歳の少年を主人公に据え、オイディプス王の物語をモチーフとする。蜷川幸雄による舞台化作品もある。
うめ【梅】
《「梅」の字音「メ」から変化したものという。平安時代以降「むめ」と表記されることが多い》 1 バラ科の落葉高木。葉は卵形で縁に細かいぎざぎざがある。早春、葉より先に、白・淡紅・紅色などの香りの強...
うめ‐が‐え【梅が枝】
梅のえだ。《季 春》「—をはづれて寒き入日かな/蓼太」 [補説]作品名別項。→梅枝
うめ‐が‐か【梅が香】
1 梅の花のかおり。《季 春》「—にのっと日の出る山路かな/芭蕉」 2 練り香(こう)の名。 3 「梅が枝田麩(でんぶ)」に同じ。