しゅん【春】
[音]シュン(呉)(漢) [訓]はる [学習漢字]2年 〈シュン〉 1 はる。「春季・春日・春宵/初春・惜春・早春・晩春・陽春・来春・立春」 2 正月。「賀春・迎春・新春」 3 若く血気盛んな...
しゅん‐きゅう【春窮】
晩春、麦の収穫期前に米などが不足すること。春の端境期。《季 春》「—のあまり剃刀研ぎにけり/桂郎」
スピカ【(ラテン)Spica】
乙女座のα(アルファ)星。晩春のころに南の空に輝く白色の1.0等星で、距離250光年の分光連星。和名は真珠星。
スプリング‐エフェメラル【spring ephemeral】
温帯で早春の落葉樹の開葉前に姿を現し、落葉樹の葉の展開が終わる晩春には姿を隠してしまう植物や動物。カタクリやツマキチョウなど。
せいヨハネびょういんにて【聖ヨハネ病院にて】
上林暁の中編小説。昭和21年(1946)「人間」誌に掲載。同年刊行の作品集「晩春日記」に収録。妻の入院生活を描いた私小説。
ち‐がや【茅/茅萱/白茅】
イネ科の多年草。原野に群生し、高さ約60センチ。晩春、葉より先に「つばな」とよぶ円柱状の花穂をつける。根茎を漢方で茅根(ぼうこん)といい、利尿・止血薬とする。しげちがや。《季 秋》「すごすごと日...
なつ‐げ【夏毛】
1 鳥獣の夏の毛。晩春から初夏に換毛し、秋まで存続する。⇔冬毛。 2 鹿の夏の毛。夏の半ばを過ぎて黄色になり、白い斑点がはっきり浮き出たもの。毛皮で行縢(むかばき)、毛で筆を作った。
なつ‐どなり【夏隣】
夏に近い晩春のころ。《季 春》
ばん‐おう【晩鶯】
晩春から初夏のころに鳴くウグイス。老鶯。なつうぐいす。「新緑—の候」
ばん‐しゅん【晩春】
1 春の終わり。春の末。《季 春》「—の瀬瀬のしろきをあはれとす/誓子」 2 陰暦3月の異称。 [補説]作品名別項。→晩春