つゆ‐さむ【露寒】
《「つゆざむ」とも》晩秋の、露が霜に変わるころの寒さ。《季 秋》「—の情くれなゐに千草かな/蛇笏」
はく‐さい【白菜】
アブラナ科の越年草。晩秋から冬の代表的な野菜。葉柄は扁平で幅広く、葉にしわがあり、密に重なり合う。春に淡黄色の花をつける。中国の原産とされ、日本には明治初期に渡来。漬け物に多用され、煮物などにも...
はす【蓮】
《「はちす」の音変化》ハス科の水生の多年草。根茎は節が多く、晩秋に末端部が肥厚し、蓮根(れんこん)といい、食用。葉は円形で長い柄をもち水上に出る。夏、水上に花茎を伸ばし、紅・淡紅・白色などの大き...
ひら‐たけ【平茸】
ヒラタケ科のキノコ。広葉樹の枯れ木に、春から晩秋にかけて生える。傘は半円形で灰色か黒褐色。短い白い柄があり、重なり合ってつく。美味。栽培もされる。《季 秋》「市に出る—売りは法師かな/几董」
ビッグホーン【bighorn】
ウシ科ヒツジ属の哺乳類。体高約1メートル。雌雄とも角をもち、雄では巨大で螺旋(らせん)状をなす。晩秋から初冬の交尾期に、雄は角をぶつけ合って争う。シベリア・北アメリカの山地に分布。おおつのひつじ。
びょう‐しゅう【杪秋】
《「杪」は、すえ、終わりの意》 1 秋の終わり。晩秋。 2 陰暦9月の異称。杪商(びょうしょう)。
ふゆ‐どなり【冬隣】
まわりの景色や雰囲気から、冬の近づいた気配が感じられる晩秋のころ。《季 秋》「はしり火に茶棚のくらし—/蛇笏」
ほう‐こう【彷徨/仿偟】
[名](スル)当てもなく歩き回ること。さまようこと。「晩秋の野を—する」
ぼ‐しゅう【暮秋】
1 秋の終わり。秋の暮れ。晩秋。《季 秋》「熟眠し—嘆ずることもなし/草城」 2 陰暦9月の異称。
みず‐しも【水霜】
晩秋に、露が凍ってなかば霜になったもの。露霜。《季 秋》