かる‐み【軽み】
1 軽い感じ。軽い度合い。 2 芭蕉が晩年に到達した俳諧の理念。日常卑近な題材の中に新しい美を発見し、それを真率・平淡にさらりと表現する姿。かろみ。→寂(さび) →撓(しおり) →細み
かれ‐は・てる【枯れ果てる】
[動タ下一][文]かれは・つ[タ下二]すっかり枯れてしまう。「—・てた晩秋の野」
かん‐きょう【寒蛩】
晩秋、ものさびしそうに鳴くコオロギ。「—籬下(りか)に鳴きて」〈蘆花・自然と人生〉
かんげんがくのためのきょうそうきょく【管弦楽のための協奏曲】
《原題Concerto for Orchestra》バルトークの管弦楽曲。全5楽章。1943年作曲。ボストン交響楽団の音楽監督だったクーセビツキーの依頼による作品。晩年の代表作として知られる。
かん‐ご【看護】
[名](スル)けが人や病人の手当てや世話をすること。「手厚い—を受ける」「病人を—する」「寝ずに—する」 [用法]看護・看病——「一晩中寝ずに病人の看護(看病)をした」の場合には相通じて用いられ...
かん・する【箝する】
[動サ変][文]かん・す[サ変]《竹ではさむ意から、「口を箝する」の形で用いて》声を出さない。また、発言させない。「晩鶯口を—・して」〈織田訳・花柳春話〉
かん‐づけ【寒漬(け)】
たくあん漬けの一種で、晩秋に漬け込み、寒中から食べるもの。
かんぬき【閂】
《原題、(フランス)Le Verrou》フラゴナールの絵画。カンバスに油彩。縦74センチ、横94センチ。暗い部屋の中で男が女を抱き寄せ、扉の閂をかけようとする姿を描く。晩年の代表作の一。パリ、ル...
かん‐の‐もどり【寒の戻り】
晩春のころ、一時的に寒さがぶり返すこと。
かん‐らん【寒蘭】
ラン科の多年草。日本の暖地の山地にまれに自生。葉は数本束生し、広線形でつやがある。晩秋、淡黄緑色または紅紫色の香りのある花を開く。園芸品種もある。《季 冬》