もう‐む【蒙霧/朦霧】
立ちこめる霧。転じて、心の晴れないこと。「—晴れ難し」〈本朝文粋・四〉
もの‐う・い【物憂い/懶い】
[形][文]ものう・し[ク] 1 なんとなく心が晴れ晴れしない。だるくておっくうである。「—・い気分」 2 苦しい。つらい。「一夜を明かす程だにも、旅宿(たびね)となれば—・きに」〈太平記・二〉...
もや‐くや
[副](スル) 1 むしゃくしゃするさま。「さまざまの妄想が、狭い胸の中で、— —煮えくり返る」〈左千夫・隣の嫁〉 2 ごたごたするさま。「何か—する中へ、ちょっとお邪魔と出かけたが」〈伎・御...
や‐こう【夜光】
1 暗いところで、光を出すこと。また、その光。 2 夜間の大気光。太陽エネルギーによって地球の高層大気が発光しているため、月のない晴れた夜は、星からの光よりもかなり明るくなる。
やてん‐こう【夜天光】
月のない晴れた夜の自然光。星野光(せいやこう)・黄道光(こうどうこう)・大気光の3種からなり、俗に星明かりといわれる。
やど‐こや【宿小屋】
住まいとする小さい家。「世間晴れて—持ち」〈浄・今宮の心中〉
やま‐めぐり【山巡り】
1 山々を巡り歩くこと。 2 山の社寺を巡り歩いて礼拝すること。「晴れやらぬ去年(こぞ)の時雨の上にまたかきくらさるる—かな」〈山家集・中〉
やら‐ぬ
[連語]《動作が完了する意の動詞「や(遣)る」+打消しの助動詞「ず」の連体形「ぬ」》動詞の連用形に付いて、その動作が終わっていない意を表し、次の名詞を修飾する。まだ…しきらない。多く、文語的慣用...
ゆ【愉】
[常用漢字] [音]ユ(呉)(漢) [訓]たのしい たのしむ 心が晴れ晴れとして楽しい。「愉悦・愉快・愉楽」
ゆう‐うつ【憂鬱/幽鬱/悒鬱】
[名・形動] 1 気持ちがふさいで、晴れないこと。また、そのさま。「—な顔」「責任が重くて—になる」「—な雨空が続く」 2 草木が暗くなるほどに茂ること。また、そのさま。「この樹だけは—な暗緑の...