しょう‐しょ【消暑/銷暑】
暑気を取り除くこと。暑さしのぎ。消夏。「—法」
しょ‐しつ【暑湿】
暑くて、じめじめしていること。暑気と湿気。
そう‐よう【蒼蠅】
1 あおばえ。「毛扇をもて暑気を殺ぎ、—を払わしめ」〈永峰秀樹訳・暴夜物語〉 2 君側にいて、へつらう者のたとえ。
ちゅう‐しょ【中暑】
暑気あたり。
どよう‐もち【土用餅】
夏の土用につく餅。力がつき、暑気あたりを防ぐという。《季 夏》「—腹で広がる雲の峰/許六」
はらい【払い】
1 代金・料金などを払うこと。「—がたまる」 2 品物を売り払うこと。「蔵—大売り出し」 3 取り除くこと。「露—」「厄介—」「暑気—」
はん‐ねつ【煩熱】
1 むしむしと暑苦しいこと。また、その暑気。「都城の—漸く薄らぎ」〈透谷・漫罵〉 2 発熱して苦しむこと。また、その熱。「にはかに—して迷惑なさる」〈咄・きのふはけふ・下〉
びわよう‐とう【枇杷葉湯】
1 乾燥したビワの葉などの煎じ汁。暑気あたりや下り腹などに用いた。京都烏丸に本舗があり、夏、江戸で、試飲させながら行商した。《季 夏》 2 《宣伝のため路上で1をだれにでも飲ませたところから》浮...
まつり【祭(り)】
1 神仏・祖先をまつること。また、その儀式。特定の日を選んで、身を清め、供物をささげて祈願・感謝・慰霊などを行う。祭祀(さいし)。祭礼。俳諧では特に夏祭をさす。《季 夏》「宵に睡(ね)て又目の醒...
わちゅう‐さん【和中散】
江戸時代の家庭用漢方薬。枇杷葉(びわよう)・桂枝(けいし)・辰砂(しんしゃ)・木香・甘草(かんぞう)などを調合した粉薬。暑気あたり・めまい・風邪などに服用。