じゅうもん‐いろ【十文色】
「十文2」に同じ。「—も出て来るは、南無三宝日が暮れると」〈浄・冥途の飛脚〉
ずっぷり
[副] 1 全体が湯や水などにすっかりつかっているさま。どっぷり。「風呂に—(と)身を沈める」 2 全身が雨にぬれるさま。「にわか雨に—(と)ぬれる」 3 すっかり日が暮れるさま。とっぷり。「話...
前後(ぜんご)に暮(く)・れる
どうしてよいかわからなくなる。途方に暮れる。前後に迷う。「びっくともせぬ国性爺—・れてぞ見えにける」〈浄・国性爺〉
ち‐じつ【遅日】
《日あしがのびて、暮れるのが遅いところから》春の日。《季 春》「この庭の—の石のいつまでも/虚子」
東西(とうざい)を失(うしな)・う
方向を見失う。方角がわからなくなる。途方に暮れる。東西眩(く)る。「山の中にして道に迷(まど)ひて—・ひつ」〈今昔・一三・一〉
とっぷり
[副] 1 日がすっかり暮れるさま。「—(と)暮れる」 2 湯に十分つかるさま。また、物にすっかりおおわれるさま。「温泉に—(と)つかる」
途方(とほう)もな・い
1 道理に合わない。とんでもない。途方途轍(とてつ)もない。「一枚の絵に—・い高値がつく」 2 並々でない。ずぬけている。途方途轍もない。「—・い大酒飲み」 3 手段が尽きて困り果てる。途方に暮...
はま‐ぜせり【浜挵り】
江戸時代、大坂で、河岸をうろついて下級の娼婦をあさること。「日が暮れると—」〈浄・阿波鳴渡〉
ばん‐がた【晩方】
日の暮れるころ。暮れ方。夕方。
ばん・ず【晩ず】
[動サ変]晩になる。日が暮れる。「日も—・じてござるほどに」〈狂言記・宗論〉