がっかり
[副](スル) 1 望みがなくなったり、当てが外れたりして、気力をなくすさま。「遠足が中止になって—する」 2 ひどく疲労するさま。がっくり。「一日起ち続けで日が暮れると—して座睡(いねむり)が...
がん‐い‐し‐くどく【願以此功徳】
[連語]《「願わくはこの経文の功徳をもって」の意》 1 代表的な回向文(えこうもん)の一句。自分の修めた功徳をすべての人に施して、ともに成仏したいと願うもの。がんにしくどく。 2 《読経の最後に...
きわ‐ぎわ【際際】
1 人それぞれの分際。「人の—おぼしわきまへつつ」〈源・若菜上〉 2 季節の終わり。特に、盆・暮れなどの、商家の決算期。「正月前の—に旦那(だんな)殿は外が内」〈浄・重井筒〉
くさ‐の‐と【草の戸】
1 草で屋根をふいた庵(いおり)の木戸。草庵の戸。「卯(う)の花の垣根ばかりは暮れやらで—ささぬ玉川の里」〈夫木・七〉 2 簡素なわび住まい。草庵。「—も住みかはる代ぞ雛(ひな)の家」〈奥の細道〉
くま【隈/曲/阿】
1 曲がって入り込んだ所。また、奥まった所。もののすみ。片隅。「川の—」「光到らぬ—もなし」〈樗牛・滝口入道〉 2 物陰になっている暗がり。陰になった所。「停車場(ステーシヨン)前の夜の—に、四...
く‐またがり【句跨がり】
俳句・短歌などで、一つの語が二つの句の切れ目をまたぐもの。例えば、「海暮れて鴨(かも)の声ほのかに白し/芭蕉」では、「ほのかに」が2句と3句をまたいでいる。
くも‐がく・る【雲隠る】
[動ラ四] 1 雲の中に隠れる。くもいがくる。「渡る日の暮れぬるがごと照る月の—・るごと」〈万・二〇七〉 2 貴人の死ぬことをたとえていう語。「ももづたふ磐余(いはれ)の池に鳴く鴨を今日のみ見...
くもとり‐の【雲鳥の】
[枕]雲と鶴との綾(あや)模様の多い意から、綾と同音の「あや」にかかる。「夕暮れは思ひ乱れて—あやに恋しき人の面影」〈風雅・恋三〉
くら‐ぐら【暗暗】
[名]薄暗い時刻。日暮れ方。「急ぎ立ちて行く程に、—にぞ家に行き着きたる」〈今昔・二六・一七〉 [副]暗くて物がよく見えないさま。「白雲に跡—と行くかずもとひもやすると思ひけるかな」〈公任集〉
くら・す【暮(ら)す】
[動サ五(四)] 1 日が暮れるまで時間を過ごす。時を過ごす。「一日を読書で—・す」 2 日々を送る。月日を過ごす。「余生は郷里で—・したい」 3 生活する。また、生計を立てる。「少ない収入でな...