もみじがり【紅葉狩】
謡曲。五番目物。観世小次郎信光作。平維茂(たいらのこれもち)が戸隠山中で女に化けた鬼に紅葉狩りの宴に誘われ、命が危うくなるが、男山八幡の神助を得て本性を現した鬼を退治する。
歌舞伎舞踊。常磐...
もみじ‐がり【紅葉狩(り)】
山野に紅葉をたずねて楽しむこと。観楓(かんぷう)。紅葉見。《季 秋》「大嶺に歩み迫りぬ—/久女」 [補説]曲名別項。→紅葉狩
もも‐くま【百隈】
多くの曲がりかど。「—の道は来にしをまた更に八十島(やそしま)過ぎて別れか行かむ」〈万・四三四九〉
もものい‐こうわかまる【桃井幸若丸】
幸若舞の創始者と伝えられる人物。越前の人。南北朝時代の武将桃井直常の孫といわれる。名は直詮(なおあき)。幸若丸は幼名。室町前期、比叡山の稚児であったとき、平曲・声明(しょうみょう)などを取り入れ...
もよお・す【催す】
[動サ五(四)] 1 人を集めて行事などを行う。開催する。「送別の宴を—・す」 2 そういう気持ちにさせる。かきたてる。さそう。また、物事が起ころうとする兆候を見せる。きざす。「涙を—・す」「あ...
もらい‐むこ【貰い婿】
他家から男子を迎えて婿にすること。また、その婿。養子。 [補説]狂言の曲名別項。→貰聟(もらいむこ)
モラビアにじゅうしょうきょくしゅう【モラビア二重唱曲集】
《原題、(チェコ)Moravské dvojzpěvy》ドボルザークの歌曲集。1876年作曲。全13曲。歌詞はモラビアの古謡に基づく。ブラームスの目にとまり、のちにドボルザークが名声を得る契機と...
もりのしずけさ【森の静けさ】
《原題、(チェコ)Klid》ドボルザークのピアノ連弾曲「ボヘミアの森から」の第5曲。作曲者自身による、チェロとピアノ、およびチェロと管弦楽のための編曲版がある。
もりのじょうけい【森の情景】
《原題、(ドイツ)Waldszenen》シューマンのピアノ曲集。全9曲。1848年から1849年にかけて作曲。ハインリヒ=ラウベの詩集に着想を得た作品。
もりひさ【盛久】
謡曲。四番目物。観世十郎元雅作。長門本平家物語などに取材。捕らえられて鎌倉へ送られた平家の主馬判官盛久が、清水観音の利益(りやく)で死を免れる。