ゆう‐じん【優人】
1 俳優。役者。「紅粉を粧い、人を誑かす—」〈増山守正・西京繁昌記〉 2 みやびた人。やさびと。「凡そ好色—のなからひ、あの妻をかさぬる衣々の別れを慕ふ朝に」〈宴曲抄・下〉
ゆうじんフリッツ【友人フリッツ】
《原題、(イタリア)L'amico Fritz》マスカーニ作曲のイタリア語によるオペラ。全3幕。1891年初演。アルザス地方の田園を舞台に男女の恋を描く。
ゆう‐そう【勇壮】
[名・形動]いさましく元気なこと。また、そのさま。「—な行進曲」「両軍が—に戦う」 [派生]ゆうそうさ[名]
ゆうづる【夕鶴】
木下順二の戯曲。一幕。昭和24年(1949)発表。民話「鶴の恩返し」に素材を求めたもの。昭和27年(1952)には団伊玖磨の作曲によってオペラ化された。
ゆうれい【幽霊】
《原題、(ドイツ)Geister》ベートーベンのピアノ三重奏曲第5番の通称。ニ長調。1808年の作。名称は、第2楽章冒頭部の陰鬱(いんうつ)な曲想に由来する。
ゆうれいのはなよめ【幽霊の花嫁】
《原題、(チェコ)Svatební košile》ドボルザークのカンタータ。1883年作曲。チェコの詩人カレル=ヤロミール=エルベンの詩に基づく。
ゆえん‐がた【油煙形】
炎の形に似た曲線を組み合わせた、上端のとがったアーチの形。欄間・塀などの穴の形として用いられる。
ゆき【雪】
地歌・箏曲(そうきょく)。流石庵羽積(りゅうせきあんはずみ)作詞、峰崎勾当(みねざきこうとう)作曲。天明・寛政(1781〜1801)ごろ成立。曲中の合(あい)の手は「雪の手」とよばれ、雪を象徴...
ゆぎょうやなぎ【遊行柳】
謡曲。三番目物。観世信光作。新古今集に取材。奥州へ下る道中の遊行上人の前に柳の精が現れ、西行の古歌ゆかりの柳の木にまつわる故事を語る。
ゆざわ【湯沢】
秋田県南東部の市。力水(ちからみず)とよぶ良質の水と米に恵まれ、醸造業が盛んで「東北の灘」と称される。曲木(まげき)細工の洋家具なども特産。人口5.1万(2010)。