うら‐み【浦廻/浦回】
《「み」は動詞「み(廻)る」の連用形から。曲がりめぐること、また、そのようになっている地形》 1 舟で浦を漕ぎ巡っていくこと。「藤波を仮廬(かりほ)に造り—する人とは知らに海人(あま)とか見らむ...
うらみ‐ぶし【恨み節/怨み節】
1 恨みを表現する歌詞、暗い感じの曲調を持った歌曲。 2 恨みを込めた文句。「落選者の—」
うら‐め【裏目】
1 さいころを振って出た目の反対側にある目。 2 曲尺(かねじゃく)の裏側の目盛り。裏の矩(かね)。裏曲(うらがね)。 3 裁縫などで裏側に出た縫い目。
うられたはなよめ【売られた花嫁】
《原題、(チェコ)Prodaná nevěsta》スメタナ作曲のオペラ。1866年プラハで初演。ボヘミアの農村を舞台に若者の恋愛を扱った、チェコ国民歌劇の代表作。
うるみ【潤み】
1 湿りけを帯びること。また、その湿りけ。「—をたたえた黒い目」 2 しっとりとした趣。うるおい。「幾つも並んだ窓から—もない明りが射していた」〈近松秋江・青草〉 3 濁ったり、色が不鮮明になっ...
うるわしきてんねん【美しき天然】
武島羽衣作詞、田中穂積作曲の唱歌。明治35年(1902)発表。前年刊行の小学校国語教科書「新編国語読本」に掲載された武島の詩に、田中が曲をつけたもの。
うれいもなく【憂いもなく】
《原題、(ドイツ)Ohne Sorgen》ヨーゼフ=シュトラウスのポルカ。1869年初演。ヨーゼフがロシアのパブロフスク滞在時に作曲。軽快な曲調で、演奏の途中に楽団員の笑い声が入ることで知られる。
うろこ‐がた【鱗形】
1 三角形を、うろこが重なり並んだような形に配列した文様。能楽では特に鬼女の衣装に用いる。 2 紋所の名。三角形と逆三角形または円形を組み合わせたもの。 [補説]曲名別項。→鱗形
うろこがた【鱗形】
謡曲。脇能物。喜多流。北条時政が、旗の紋を定めるため江の島弁才天に参籠(さんろう)すると、弁才天が三つ鱗(うろこ)の旗を授ける。
うわごと【うわ言】
《原題、(ドイツ)Delirien》ヨーゼフ=シュトラウスの管弦楽によるワルツ。1867年初演。医学生の舞踏会のために作曲。オーストリアの指揮者カラヤンが好んだ作品といわれる。