そが【曽我】
神奈川県の旧村名。曽我兄弟の養父祐信ゆかりの地。昭和31年(1956)小田原市と足柄上郡大井町とに分割合併。
そが【曽我】
姓氏の一。 [補説]「曽我」姓の人物曽我五郎(そがごろう)曽我十郎(そがじゅうろう)曽我蕭白(そがしょうはく)曽我祐成(そがすけなり)曽我蛇足(そがだそく)曽我直庵(そがちょくあん)曽我時致(そ...
そがかいけいざん【曽我会稽山】
浄瑠璃。時代物。五段。近松門左衛門作。享保3年(1718)大坂竹本座初演。曽我兄弟のあだ討ちを題材とし、一昼夜の出来事にまとめたもの。
そが‐きょうげん【曽我狂言】
曽我兄弟のあだ討ちを主題とした歌舞伎狂言。元禄期(1688〜1704)に形が整い、享保期(1716〜1736)から明治初年まで、江戸各座は吉例として初春狂言にした。→曽我物
そが‐ぎく【承和菊/曽我菊】
黄菊(きぎく)の異称。「かの見ゆる池べに立てる—の茂みさ枝の色のてこらさ」〈拾遺・雑秋〉
そが‐どの【曽我殿】
《曽我兄弟が貧乏であったところから》貧乏。「あたま付きは両替町、内証は—」〈浄・女腹切〉
そが‐の‐あめ【曽我の雨】
《曽我兄弟があだ討ちをした陰暦5月28日は雨であったところから》陰暦5月28日に降る雨。
そがのたいめん【曽我の対面】
歌舞伎狂言。時代物。一幕。曽我兄弟がかたきの工藤祐経(くどうすけつね)に対面する場面。享保(1716〜1736)以後の江戸歌舞伎では、初春狂言の一番目大詰めに必ず演じられた。明治以降は河竹黙阿弥...
そがのや【曽我廼家】
日本最初の喜劇の劇団。明治37年(1904)曽我廼家五郎・十郎が創立。大阪を本拠に活動し、大阪俄(にわか)と歌舞伎とを演技の基盤とした。
そが‐は【曽我派】
日本の漢画系の画派。室町時代に曽我蛇足を始祖的な存在とする画派が現れ、安土桃山時代には曽我直庵、江戸時代には曽我蕭白の一派が活躍した。