さか‐やき【月代】
1 古代以後、成人男子が常に冠や烏帽子(えぼし)をかぶったためにすれて抜け上がった前額部。つきしろ。つきびたい。 2 中世末期以後、成人男子が前額部から頭上にかけて髪をそり上げたこと。また、その部分。
つき【月】
1 地球の衛星。赤道半径は1738キロ、質量は地球の約81分の1。恒星を基準とすると地球の周りを周期約27.3日(恒星月)で公転する。自転と公転の周期が等しいので、常に一定の半面だけを地球に向け...
つき‐あかり【月明(か)り】
月の光。また、月の光で明るいこと。「—を頼りに夜道を歩く」
つき‐あし【月足】
蝋燭足(ろうそくあし)の一つ。1か月ごとの相場の動きを表した図表。
つき‐いち【月一】
1 1か月に1回、何かをすること。「—のゴルフ」 2 1か月に1割の利息であること。
つき‐おくり【月送り】
1 すべきことを順々に次の月へ延ばすこと。 2 毎月、金や物を送ること。
つき‐おくれ【月遅れ/月後れ】
1 ある月に行う行事などを、1か月おくらせて行うこと。特に、陰暦に従ってすべき行事を陽暦のその月日に行わず、1か月おくらせること。「—のお盆」 2 月刊雑誌などで、発売中の号より1、2か月前のもの。
つきかげ【月かげ】
女流日本画家、上村松園の作品。明治41年(1908)の第2回文展で前年の「長夜」に続き3等賞となった、初期の代表作。
つき‐かげ【月影】
1 月の形。月の姿。月。《季 秋》「—をくみこぼしけり手水鉢/立圃」 2 月の光。月のあかり。月光。「淡い—」 3 月光に照らされて映る人や物の姿。「ほのかなりし—の見劣りせずは、まほならむはや...
つきかげひょうご【月影兵庫】
南条範夫の時代小説に登場する人物。江戸幕府老中松平伊豆守信明の甥(おい)で、上段霞切りを得意とする剣豪。また、その人物を主人公とする時代小説のシリーズ名。シリーズ第1作は、昭和33年(1958)...