さく【朔】
1 月と太陽との黄経が等しくなる時。月は太陽と同じ方向にあり、地球に暗い半面を向けるので、見えない。新月。→望(ぼう) 2 太陰暦で、月の第1日。ついたち。 3 昔、中国で、天子が歳末に諸侯に与...
さく【朔】
[人名用漢字] [音]サク(呉)(漢) [訓]ついたち 1 ついたち。「朔日/告朔」 2 北の方角。「朔風・朔北」 3 暦。「正朔」 [名のり]きた・はじめ・もと
さく‐げつ【朔月】
1 朔1のときの月の称。新月。 2 陰暦で月の第1日。朔日。
さく‐げん‐ぼう【朔弦望】
暦で、月の満ち欠けを示したもの。朔(新月)・弦(上弦または下弦の月)・望(満月)をひとまとめにした呼び方。
さく‐じつ【朔日】
毎月の第1日。ついたち。朔月。「卯月—」
さく‐たん【朔旦】
1 ついたちの朝。また、ついたち。 2 1月1日の朝。また、1月1日。《季 新年》
さくたん‐とうじ【朔旦冬至】
陰暦11月1日が冬至にあたること。19年ごとに1回めぐってくることから、瑞祥(ずいしょう)吉日として、宮中で祝宴が行われた。
さく‐ふう【朔風】
《「朔」は北の方角の意》北から吹く風。北風。《季 冬》
さく‐へい【朔幣】
中世ころまで多くみられた行事で、毎月の朔日(ついたち)に神社に奉幣したこと。国司が行うもの、神社自身が行うもの、また、春日神社のように氏人たる藤原氏が行うものがあった。さっぺい。
さくへい‐もん【朔平門】
平安京内裏外郭十二門の一。北側の正面にある。北の陣。縫殿(ぬいどの)の陣。