あけ‐さ・る【明けさる】
[動ラ四]《「さる」は移動する意》夜が明けていく。朝方になる。「—・れば浜風寒み己妻(おのづま)呼ぶも」〈万・一一九八〉
あさ‐ぎり【朝霧】
朝方に立つ霧。《季 秋》「—や村千軒の市の音/蕪村」 [補説]書名別項。→朝霧
あさ‐ぐも【朝蜘蛛】
朝方に出てくるクモ。吉兆といわれる。
あさ‐ぐもり【朝曇(り)】
1 朝方、空が曇ること。 2 暑さのきびしくなる日の朝、もやなどがこめて空が曇っているように見えること。《季 夏》「—墓前の土のうるほひぬ/蛇笏」
あさ‐さむ【朝寒】
晩秋の朝方寒さを感じること。《季 秋》「—やひとり墓前にうづくまる/子規」
あさ‐ぞら【朝空】
朝方のさわやかな空。
あさ‐だち【朝立ち】
[名](スル) 1 朝、家を出ること。朝早く旅立つこと。「—して昼までに目的地に着く」 2 政治家などが、朝の通勤時間帯に、駅前などの人通りの多いところで演説をすること。 3 朝、男性が目覚めた...
あさづく‐ひ【朝付く日】
朝方の日。朝日。⇔夕付く日。「—さすや岡べの草の葉に」〈拾玉集・一〉
あさ‐なぎ【朝凪】
海岸地方で、陸風から海風に交代する朝方に、一時無風状態になること。《季 夏》「—や渡島づとめの造船工/不死男」⇔夕凪(ゆうなぎ)。
うす‐じも【薄霜】
朝方、うっすらと降りた霜。