き‐まぶり【木守り】
《「きまもり」の音変化》 1 「きまもり」に同じ。 2 最後に残されたもの。「忠臣の根継ぎとなれ、我等が家の—」〈浄・国性爺〉
き‐まもり【木守り】
来年もよく実るようにと、木に一つ二つ取り残しておく果実。柿や柚子(ゆず)などでする。《季 冬》
きもり‐がき【木守柿】
来年もよく実るようにとのまじないで、木の先端に一つ二つ取り残しておく柿の実。こもりがき。きまもりがき。《季 冬》
こ‐もり【木守】
庭園の樹木などを守って世話をすること。また、その番人。「—といふ者の、築地(ついぢ)のほどに廂(ひさし)さしてゐたるを」〈枕・八七〉
こもり‐がき【木守柿】
「きもりがき(木守柿)」に同じ。《季 冬》