うき‐しずみ【浮き沈み】
[名](スル) 1 浮いたり沈んだりすること。「倒木が—しながら流れる」 2 よくなったり悪くなったりすること。栄えたり衰えたりすること。浮沈(ふちん)。「—の激しい業界」「—する人々の変遷」〈...
うき‐す【浮(き)州/浮き洲】
1 泥や流木などが集まり、上に植物が生えたりして州のように見えるもの。 2 川や海の上に姿を現した州。
うきた‐の‐もり【浮田の森】
奈良県五條市の荒木神社の森。[歌枕]「かくしてやなほやなりなむ大荒木の—の標(しめ)にあらなくに」〈万・二八三九〉 [補説]のちには、京都市伏見区淀本町の与杼(よど)神社の森にもいうが、平安時代...
うき‐ね【浮き寝】
1 水鳥が水に浮いたまま寝ること。 2 人が船の中で寝ること。「波の上に—せし宵あど思(も)へか心悲しく夢(いめ)に見えつる」〈万・三六三九〉 3 心が落ち着かないで、安眠できず横になっているこ...
うきよ‐え【浮世絵】
江戸時代の風俗、特に遊里・遊女・役者などを描いた絵。江戸の庶民層を基盤に隆盛した。肉筆画と木版画があり、特に版画は菱川師宣(ひしかわもろのぶ)に始まり、鈴木春信らによる多色刷りの錦絵(にしきえ)...
うきよ‐ばなし【浮世話】
1 世間のうわさ話。世間話。「近所の長屋の妻君達が首を鳩(あつ)めて例の—」〈木下尚江・良人の自白〉 2 色恋の話。「—もささやきの、耳は恋する、目はにらむ」〈浄・国性爺〉
うき‐わ【浮(き)輪/浮き環】
環状の浮き具。浮き袋や木製のものなど。
うぐいす【鶯】
1 スズメ目ウグイス科ウグイス属の鳥。全長は雄が約16センチ、雌が約14センチで、上面は緑褐色、腹部が白く、淡色の眉斑(びはん)がある。東アジアに分布。日本では夏は山地の低木林で繁殖し、冬は平地...
うぐいす‐かぐら【鶯神楽】
スイカズラ科の落葉小低木。日本特産で、山野に自生。高さ約1.5〜3メートル。葉は楕円形で、若葉では縁に赤みがある。春、枝先に淡紅色の花が1個垂れ下がって咲く。実は熟すと赤くなり、食べられる。うぐ...
うぐいす‐がき【鶯垣】
クロモジの木で造った編み目の細かい柴垣(しばがき)。茶室の庭などに用いられる。