うわみず‐ざくら【上溝桜/上不見桜】
バラ科サクラ属の落葉高木。山野に自生。樹皮は紫褐色で、小枝は秋に脱落。葉は楕円形で先がとがり、縁に鋭いぎざぎざがある。晩春、葉よりあとに、白色の小花を多数つけ、実は丸く、熟すと黒い。つぼみや未熟...
えだ‐まめ【枝豆】
大豆を未熟なうちに茎ごと取ったもの。さやのままゆでて食べる。月見豆。《季 秋》「—の真白き塩に愁眉(しゅうび)ひらく/三鬼」
負(お)うた子(こ)に教(おし)えられて浅瀬(あさせ)を渡(わた)る
時には自分より未熟な者から教えられることもあるということのたとえ。
おぼおぼ・し
[形シク] 1 ぼんやりして、はっきりとしない。おぼろげである。「たそがれ時の—・しきに」〈源・常夏〉 2 隔てがましい。よそよそしい。「思し隔てて、—・しくもてなさせ給ふには」〈源・夢浮橋〉 ...
おもて‐こうけ【表高家】
江戸幕府の職名。官位をもたない高家のことで、幼年者や、事務に未熟な者。
おろ‐か【愚か】
[形動][文][ナリ]《「疎か」と同語源》 1 頭の働きが鈍いさま。考えが足りないさま。「彼の言葉を—にも信じてしまう」 2 ばかげているさま。「戦争など—なことだ」 3 未熟なさま。「この芸に...
かけ‐だし【駆(け)出し/駈け出し】
《山伏が修行を終えて山を下りることの意の「駆け出(で)」から。修行を終えたばかりの意》その物事を始めたばかりで未熟なこと。また、その人。新米(しんまい)。「—の記者」
かけだし‐もの【駆(け)出し者】
1 未熟な者。初心者。 2 田舎から都会へ出てきた者。〈和英語林集成〉
かた‐なき【片泣き/片鳴き】
1 独りで泣くこと。独り泣き。一説に、半泣き、また、ひたすら泣く意とも。「朝妻の避介(ひか)の小坂(をさか)を—に道行く者も偶(たぐひ)てぞ良き」〈仁徳紀・歌謡〉 2 不十分な鳴き方。未熟な鳴き...
かた‐なり【片生り】
[名・形動ナリ] 1 成長・発達が不十分なこと。また、そのさま。未熟。未完成。かたおい。「むすめ、いとまだ—に」〈源・東屋〉 2 技芸などが未熟なこと。また、そのさま。「御琴の音、まだ—なるとこ...