すえ‐ひろ【末広】
1 しだいに末のほうが広がること。末広がり。「湖面に—の航跡をしるす」「—形」 2 しだいに栄えること。末広がり。「ご当家の—をお祈りします」 3 扇子、また中啓(ちゅうけい)の異称。広がり栄え...
すえ‐ひろがり【末広がり】
1 「末広(すえひろ)1」に同じ。「—の裾野(すその)」「—の八(はち)の字」 2 「末広2」に同じ。「家運が—に開ける」 3 「末広3」に同じ。 [補説]曲名別項。→末広がり
すえひろがり【末広がり】
狂言。末広がりを買いにいかされた太郎冠者がだまされて傘を求めて帰り、怒った主人に囃子(はやし)物を聞かせて機嫌をとる。 歌舞伎舞踊。長唄。本名題「稚美鳥末広(わかみどりすえひろがり)」。3世...
すえひろ‐たけ【末広茸】
スエヒロタケ科のキノコ。枯れ木などに群生し、傘は半月形か扇形で、表面に粗い毛を密生し、灰白色を呈する。
すえひろ‐てい【末広亭】
東京都新宿区にある演芸場。明治30年(1897)に開場。第二次大戦で焼失したが、昭和21年(1946)に再建された。新宿末広亭。
すえ‐びょうし【末拍子】
宮廷の御神楽(みかぐら)で、末方(すえかた)の主唱者。⇔本拍子(もとびょうし)。
すえ‐へ【末辺/末方】
1 物の先の方。「(竹ノ)本へをば琴に作り—をば笛に作り」〈継体紀・歌謡〉 2 山の頂の方。「三諸(みもろ)は人の守(も)る山本辺にはあしび花咲き—には椿(つばき)花咲く」〈万・三二二二〉
すえ‐ほそり【末細り】
《「すえぼそり」とも》さき細り。「景気が—になる」
すえ‐むすめ【末娘】
兄弟のうちで最年少の娘。
すえよし【末吉】
姓氏の一。 [補説]「末吉」姓の人物末吉孫左衛門(すえよしまござえもん)