まぎらわし・い【紛らわしい】
[形][文]まぎらは・し[シク]《古くは「まきらはし」》 1 似ていて区別がつきにくい。「本物と—・いレプリカ」「—・い名前」 2 まぶしい。まばゆい。「上野(かみつけの)まぐはしまとに朝日さし...
まさしく【正しく】
[副]《形容詞「まさし」の連用形から》まちがいなく。まさに。「あの声の持ち主は—彼だ」「それは—本物だ」
まぶ
[名・形動]《近世語》 1 仕事などがうまくいくこと。また、そのさま。「—な仕事があるゆゑに」〈伎・都鳥廓白浪〉 2 美しいこと。また、そのさま。「面が—な子供はねえぜえ」〈洒・辰巳婦言〉 3 ...
まる‐もの【丸物/円物】
1 全部完全にそろっているもの。 2 演劇などの大道具のうち、本物のように立体的に作ったもの。平物(ひらもの)に対していう。 3 ひし形の板的(まと)に対して、円形の皮革製の的。 4 《裏表がそ...
みず‐いり【水入り】
1 水がはいっていること。また、そのもの。 2 相撲で、取り組んで勝負がつかず長時間たったとき、勝負を一時中断して休ませ、力水(ちからみず)をつけさせて、前と同じ形に組んで取り直しをさせること。...
みず‐きょうげん【水狂言】
涼感を出すために、本物の水を使った芝居や芸など。夏芝居で興行される。《季 夏》
見(み)れば見(み)るほど
よく見ると一段と。「—、本物そっくりだ」
み‐わ・ける【見分ける】
[動カ下一][文]みわ・く[カ下二]見て区別する。識別する。弁別する。「偽物と本物とを—・ける」
紫(むらさき)の朱(あけ)を奪(うば)う
《「論語」陽貨から》古代正色とされていた朱にかわり、孔子のころには間色である紫が好まれるようになったところから、まがいものが本物にとってかわり、その地位を奪うことのたとえ。また、似て非なるものの...
目(め)を肥(こ)や・す
美しいもの、よいものを見て楽しむ。また、よいものを多く見てよしあしを見分ける力を身につける。「本物を見て—・す」