きんぎょ‐すくい【金魚掬い】
浅い水槽中の金魚を、ぽい(針金の枠に薄い紙を張った杓子)などですくい取る遊び。祭りや縁日の露店などで行われる。
したとり‐しゃくし【下取り杓子】
茶の湯で、炉の中をならすとき、灰を取るための杓子。
しゃく【杓】
[音]シャク(漢) [訓]ひしゃく ひしゃく。「杓子(しゃくし)/茶杓・柄杓(ひしゃく)」
しゃく‐し【杓子】
1 飯を盛ったり汁などをすくったりする道具。頭が丸く中くぼみの皿形で柄がついている。形・材質などから、木じゃくし・玉じゃくしなどという。一般に飯用のものは杓文字(しゃもじ)という。 2 「杓子形...
しゃくし‐あたり【杓子当(た)り】
1 杓子で盛りつける食べ物の量の多少。「—で給仕の動静を察(さと)るような」〈紅葉・多情多恨〉 2 給仕をする人の、客に対する好意の度合い。「宿場宿場の飯盛さへ、—のわりいこちとら」〈人・梅児誉...
しゃくし‐がい【杓子貝】
1 シャクシガイ科の二枚貝の総称。貝殻は白色、球形でよく膨らみ、後端が柄のように長く伸び、杓子状をしている。沿岸の水深50〜200メートルの海底にすむ。 2 イタヤガイの別名。貝殻に柄をつけて杓...
しゃくし‐じょうぎ【杓子定規】
[名・形動]《曲がっている杓子を定規代わりにすること、正しくない定規ではかることの意から》すべてのことを一つの標準や規則に当てはめて処置しようとする、融通のきかないやり方や態度。また、そのさま。...
しゃくし‐な【杓子菜】
タイサイの別名。葉の形が杓子状をしている。
杓子(しゃくし)を渡(わた)・す
《「杓子」は主婦権の象徴とみなされるところから》姑(しゅうとめ)が嫁に家政を譲る。
しゃ‐もじ【杓文字】
《「しゃくし(杓子)」の後半を略して「文字」を付けた女性語》汁や飯などをすくうのに用いる木製などの道具。めしじゃくし。