くび‐かせ【首枷/頸枷】
1 罪人の首にはめてからだの自由を束縛する刑具。くびかし。 2 足手まといになって、自由を束縛するもの。きずな。くびっかせ。「子は三界の—」
くび‐き【頸木/軛/衡】
1 車の轅(ながえ)の前端に渡して、牛馬の頸の後ろにかける横木。 2 自由を束縛するもの。「—を逃れる」
雲(くも)無心(むしん)にして岫(しゅう)を出(い)ず
《陶淵明「帰去来辞」から。「岫」は山の洞穴の意》何事にも束縛されず、自然に従って悠々と生活することのたとえ。
クーパー‐つい【クーパー対】
超伝導現象を量子力学的に説明することに成功したBCS理論における、逆向きのスピンをもつ2個の電子からなる対(ペア)。2個の電子は重心の周りにゆるい束縛状態にあり、ボース粒子としてふるまう。195...
けい‐ばく【繋縛】
[名](スル) 1 つなぎしばること。また、そのもの。ほだし。「—を解く」 2 精神的に束縛すること。「規則に—される」
けろ‐けつ【繋驢橛】
《驢馬(ろば)を繋(つな)ぐくいの意》禅宗で、字句に執着してこれに束縛されること。
けん‐どう【権道】
手段・方法は道に外れているが、結果からみて正道にかなっていること。また、目的を達成するためにとる便宜的な手段・方法。「天下の人心を維持せんがためには、知て故さらに束縛するの—なかる可らず」〈福沢...
げ‐だつ【解脱】
[名](スル)《(梵)vimukti, vimokṣaなどの訳。縛るものを離れて自由になる意》悩みや迷いなど煩悩(ぼんのう)の束縛から解き放たれて、自由の境地に到達すること。悟ること。涅槃(ねは...
こうせいかん‐すいせい【恒星間彗星】
恒星などの重力に束縛されず、銀河系内を移動している彗星。恒星間天体の一種。ボリソフ彗星が発見第1号(2019年)。星間彗星。
こうせいかん‐てんたい【恒星間天体】
恒星などの天体の重力に束縛されず、銀河系内を公転している天体の総称。惑星程度の質量のものは、浮遊惑星または自由浮遊惑星ともよばれる。太陽系にも理論的には1年に1個は飛来していると考えられている。...