まくら‐きん【枕金】
「まくらがね」に同じ。
まくら‐ぎ【枕木】
鉄道のレールの下に横に敷き並べる部材。レールを固定して軌間を一定に保つとともに、鉄道車両の荷重を道床に分散させる働きをする。古くは木材が用いられたが、現在はPSコンクリート製が多い。
まくら‐ぎょう【枕経】
死者の枕もとで終夜読経(どきょう)すること。特に、納棺前に経をあげること。
まくら・く【枕く】
[動カ四]《「まくら」の動詞化》枕とする。「大伴の高師の浜の松が根を—・き寝(ぬ)れど家し偲(しの)はゆ」〈万・六六〉
まくら‐げいしゃ【枕芸者】
1 芸でつとめずに、売春を主とする芸者。不見転(みずてん)。 2 枕さがしをする芸者。「弁天お照と名の高い、—の旅稼ぎ」〈伎・島鵆月白浪〉
まくら‐ことば【枕詞/枕言葉】
1 昔の歌文、特に和歌に用いられる修辞法の一。一定の語句に冠してこれを修飾し、または語調を整える言葉。普通は5音、まれに3音・4音などのものもある。「あしひきの」「たらちねの」「ひさかたの」など...
まくら‐ごと【枕言】
1 いつも口ぐせのようにいう言葉。「やまと言の葉をも、もろこしの詩をも、ただその筋をぞ、—にせさせ給ふ」〈源・桐壺〉 2 序詞。また、枕詞。「歌の—などといふは」〈落書露顕〉
まくら‐さがし【枕探し】
旅客の寝ている間に、その枕もとに置いてある金品を盗み取ること。また、その者。邯鄲師(かんたんし)。
枕(まくら)定(さだ)・む
1 寝るときに、頭にする方向を定める。枕の向きによって恋人の夢が見られるとされた。「夕さればわが身のみこそ悲しけれいづれの方に—・めむ」〈後撰・恋三〉 2 男女が一緒に寝る。共寝する。「思ひのま...
まくらざき【枕崎】
鹿児島県、薩摩(さつま)半島南部の市。東シナ海に臨み、漁業の基地。かつお節を特産。人口2.4万(2010)。