ちゅう‐りん【稠林】
生い茂った林。煩悩(ぼんのう)がしきりに起こることのたとえ。「—に花散りなば覚樹の木の実は熟するを期すべし」〈海道記〉
つき‐の‐はやし【月の林】
公卿(くぎょう)の仲間。月卿(げっけい)。「昔わが折りし桂のかひもなし—の召しに入らねば」〈拾遺・雑上〉
つる‐の‐はやし【鶴の林】
「鶴林(かくりん)」を訓読みにした語。「二月の中の五日は、—にたき木尽きにし日なれば」〈増鏡・序〉
てつどう‐ぼうせつりん【鉄道防雪林】
鉄道線路が吹雪・雪崩(なだれ)などで雪をかぶらないように、線路沿いに松・カラマツなどを植えた林。
てんねん‐ぞうりん【天然造林】
⇒天然更新(てんねんこうしん)
てんねん‐りん【天然林】
植林によらず、自然に生育した森林。⇔人工林。
とんだばやし【富田林】
大阪府南東部の市。もと真宗興正寺別院の寺内町として発達。すだれなどを特産。PL教団本部がある。人口11.9万(2010)。
どうれい‐りん【同齢林】
ほぼ同じ樹齢の樹木からなる森林。
なち‐げんしりん【那智原始林】
和歌山県南東部、那智山にある原始林。熊野那智大社の社有林で、昭和3年(1928)天然記念物。平成16年(2004)「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として世界遺産(文化遺産)に登録された。→那智山
にくざん‐ほりん【肉山脯林】
《「帝王世紀」の「夏桀(かけつ)は肉山脯林を為し、殷紂は酒池肉林を為す」から》生肉の山と干し肉の林。宴席などのぜいたくきわまるようすのたとえ。酒池肉林。