おんたい‐りん【温帯林】
温帯に発達する森林。ブナ・ナラ・カエデなどの落葉広葉樹を主とし、早春、林床に多くの草花が咲き、秋に紅葉が目立つ。狭義には夏緑樹林(かりょくじゅりん)をさす。
かいがん‐ほあんりん【海岸保安林】
海岸に造成される保安林。飛砂・塩害・潮害・風害の防止のほか、魚の海岸への接近、航行目標の保存などを目的とする。クロマツが多く用いられる。
かいちゅう‐りん【海中林】
海中でコンブ・ワカメなど比較的大きな海藻が密生している所。水深約20メートルくらいまでの岩礁地にみられ、魚介類が豊富。藻場(もば)。
かく‐りん【鶴林】
《釈迦入滅を悲しんだ沙羅双樹(さらそうじゅ)が枯れて鶴のように白くなったという伝説から》沙羅双樹の林。転じて、釈迦の入滅。「鷲嶺(じゅれい)に月かくれ、—に煙つきて」〈著聞集・二〉
かすがやま‐げんしりん【春日山原始林】
奈良市東部の春日山にある原始林。春日大社の神山として千年以上も狩猟と伐採が禁止されてきたため、原始の姿が保持された森林が一帯に広がる。昭和30年(1955)特別天然記念物。平成10年(1998)...
かせき‐りん【化石林】
直立した樹幹の化石が地層中に散在しているもの。日本では、石川県の手取川流域の中生代のもの、富山県魚津市の新生代第四紀のものなどがある。
カプアイワ‐やしりん【カプアイワ椰子林】
《Kapuaiwa Coconut Grove》米国ハワイ州、モロカイ島南部にあるココヤシ林。カウナカカイ西郊の浜辺に位置する。ハワイ国王カメハメハ5世の夏の別荘があった場所で、1860年代に約...
かりょく‐じゅりん【夏緑樹林】
夏に緑葉をつけ、寒冷な冬に落葉する広葉樹からなる群落。クリ・ケヤキ・ブナ・ミズナラ・カエデなどを主とする。この以北には針葉樹林帯が、以南には照葉樹林帯が続く。落葉広葉樹林。夏緑林。
か‐りょくりん【夏緑林】
⇒夏緑樹林
かんさく‐りん【間作林】
高木を伐採したのち、苗木が生長するまで、その株の間に農作物を栽培する林野。