む‐きゅう【無窮】
［名・形動］果てしないこと。また、そのさま。無限。永遠。「—な（の）天」
む‐きょく【無極】
［名・形動］ １ 果てがないこと。限りのないこと。また、そのさま。無窮。「造物主の徳広大—なりと雖」〈津田真道・明六雑誌二一〉 ２ 電極または磁極が存在しないこと。 ３ 人知を越えた果てしないと...
む‐し【無始】
万象は因縁で成り立っていて、因をいくらさかのぼっても果てしがなく、始めがないこと。転じて、無限に遠い過去。大昔。「—よりこのかた生死に流転するは」〈宇治拾遺・一〉
むし‐の‐いき【虫の息】
弱り果てて、今にも絶えそうな呼吸。また、その状態。
む‐しゅう【無終】
《古くは「むじゅう」》終わりのないこと。果てしのないこと。「—無限の道程をたどり行く旅人として」〈寅彦・相対性原理側面観〉
空(むな)しき空(そら)
どこまでも果てしなく広がる空。大空。虚空(こくう)。「わが恋は—にみちぬらし思ひやれども行くかたもなし」〈古今・恋一〉
むば【姥】
「うば」に同じ。「百年(ももとせ)の—と聞こえしは小町が果ての名なりけり」〈謡・関寺小町〉
む‐へん【無辺】
［名・形動］広々として果てしないこと。また、そのさま。「—な（の）宇宙」「広大—」
む‐へんさい【無辺際】
［名・形動］広大で果てのないこと。また、そのさま。無辺。「縹渺と—に拡がって居る海を」〈菊池寛・俊寛〉
むりょう‐むへん【無量無辺】
はかり知れないこと。果てしないこと。「—の功徳(くどく)」
