しんとう‐ます【浸透枡】
側面や底に穴があり、溜まった雨水を地中に浸み込ませる下水枡。浸水被害の抑止、地下水の保持などを目的に設置される雨水浸透枡。
せんじ‐ます【宣旨枡】
延久4年(1072)後三条天皇の宣旨によって定められた枡。鎌倉時代まで公的に通用。1升が現在の約6合7勺にあたる。延久の宣旨枡。
ため‐ます【溜め枡】
下水や用水をためて、くみ取りやすくしたり、他の管へ送ったりするます。
つるかけ‐ます【弦掛け枡】
上面の対角線に鉄線を張り渡した枡。弦掛け。
と‐ます【斗枡】
1斗(約18リットル)を量る枡。
ひと‐ます【人枡】
昔、軍勢をその中に入れて人数をはかるため、城外に設けた枡形。
ます【枡/升/桝/斗】
1 液体や穀物などの分量をはかる容器。木製または金属製で、方形や円筒形のものがある。「—で米をはかる」「一升(しょう)—」「五合—」 2 1ではかった量。ますめ。「—が足りない」 3 劇場・相撲...
みず‐ます【水枡/水升】
液体の量をはかる枡。多くは正方形のはこに柄をつけた形をしている。
み‐ます【三枡/三升】
1 大・中・小の三つの枡を入れ子にしたもの。いれこます。 2 紋所の名。1を上から見た形を図案化したもの。歌舞伎俳優市川団十郎の紋所。