こ‐そう【枯草】
1 枯れた草。枯れ草。 2 藤原行成が創出したという16体の書法の一。
こそう‐きん【枯草菌】
好気性細菌の一。大気・枯れ草・下水・土壌の中に存在する大形の桿菌(かんきん)。病原性はない。鞭毛(べんもう)をもち、炭水化物を分解して酸を作る。
こそう‐ねつ【枯草熱】
花粉症やアレルギー性鼻炎のこと。牧草が枯れる初夏に起こるところからの名。
こ‐たん【枯淡】
[名・形動] 1 人柄・性質などがあっさりしていて、しつこくないこと。世俗的な名利にとらわれないで、さっぱりしていること。また、そのさま。「—な(の)境地」 2 書画・文章などに俗っぽさがぬけ、...
こ‐ちょう【枯凋】
[名](スル)枯れしぼむこと。物事が衰えること。凋落。
こ‐ちょう【枯腸】
1 飢えてひからびた腹。「人の生ける肉をくらい…逆境に暴(さら)されたりし—を癒やさん」〈紅葉・金色夜叉〉 2 詩情の乏しいこと。
こ‐ばん【枯礬】
焼き明礬(みょうばん)のこと。
こ‐ぼく【枯木】
枯れた立ち木。かれき。「—寒鴉(かんあ)」《季 冬》
枯木(こぼく)栄(えい)を発(はっ)◦す
《曹植「七啓」から》「枯木に花開く」に同じ。
こぼく‐かんがん【枯木寒巌】
枯れた木と冷たい岩。情味がないことの形容に用いられる。「元来主人は平常—の様な顔付はして居るものの」〈漱石・吾輩は猫である〉