さい‐りゅう【細柳】
1 若葉が出たばかりで、枝が細く見える柳。 2 幕府。また、将軍家。柳営。
さし‐やなぎ【差(し)柳/挿(し)柳】
[名]挿し木にした柳。一説に、芽を出した柳。《季 春》「出そびれて家にゐる日や—/荷風」 [枕]挿し木した柳が根を張る意から、「根」にかかる。「—根張り梓(あづさ)を大御手(おほみて)に」〈...
しだり‐やなぎ【垂り柳】
「枝垂(しだ)れ柳」に同じ。「ますらをの伏し居嘆きて作りたる—の縵(かづら)せ我妹(わぎも)」〈万・一九二四〉
しだれ‐やなぎ【枝垂れ柳】
ヤナギ科の落葉高木。枝は垂れ下がり、細長い葉をつける。雌雄異株。早春、黄緑色の花を穂状につける。日本には古代に中国から渡来。垂楊(すいよう)。糸柳。しだりやなぎ。《季 春》
しば‐やなぎ【柴柳】
ヤナギ科の落葉低木。中部以東の山地に自生。枝は水平に出て先が少し垂れる。4月ごろ、葉とともに花穂を出し、黄色の雄花と緑色の雌花とをつける。
しん‐りゅう【新柳】
春、新芽を吹いた柳。
じゃやなぎ【蛇柳】
歌舞伎十八番の一。金井三笑作。宝暦13年(1763)江戸中村座で、「百千鳥大磯流通(ももちどりおおいそがよい)」の三番目として4世市川団十郎が初演。昭和22年(1947)川尻清潭(かわじりせいた...
すい‐りゅう【垂柳】
シダレヤナギの別名。
すい‐りゅう【翠柳】
葉の青々と茂った柳。
せっか‐はんりゅう【折花攀柳】
《花を折り柳によじのぼる意から》花柳界で遊ぶこと。