うま‐せ【馬柵】
馬を囲っておく柵。「赤駒の越ゆる—の標(しめ)結ひし妹(いも)が心は疑ひもなし」〈万・五三〇〉
おい‐こ・む【追(い)込む】
[動マ五(四)] 1 広い所にいるものを、追い立ててある場所に入れる。「牛を柵の中に—・む」 2 相手を苦しい立場に立たせる。追い詰める。「窮地に—・む」「辞任に—・む」 3 最後の段階で、全力...
おかち‐の‐き【雄勝の柵】
古代、東北経営の拠点としてつくられた城柵(じょうさく)。天平宝字3年(759)完成。所在地については、現在の秋田県湯沢市や雄勝郡羽後町など諸説がある。
おはん‐ちょうえもん【お半長右衛門】
信濃屋の娘お半と、隣家の帯屋長右衛門の心中事件を題材とした、浄瑠璃「桂川連理柵(かつらがわれんりのしがらみ)」の通称。
オーバー‐フェンス
《over the fenceから》野球で、打球が外野と観客席の間の柵(さく)を越えること。ホームランのこと。
かこい‐こ・む【囲い込む】
[動マ五(四)] 1 囲いを作って中へ入れる。取り込む。「柵を作って羊を—・む」 2 手元に集めた資金・資材・人員などを、他者に取られないよう確保する。「顧客を—・む」
かこい‐わな【囲い罠】
捕獲対象とする動物を柵や金網で囲われた場所に誘導して閉じ込める罠。主にシカ・イノシシなどの大型哺乳類の大量捕獲に用いられる。
かなし・い【悲しい/哀しい/愛しい】
[形][文]かな・し[シク] 1 心が痛んで泣けてくるような気持ちである。嘆いても嘆ききれぬ気持ちだ。「友が死んで—・い」⇔うれしい。 2 人に1のような気持ちを起こさせる物事のさま。「—・い知...
かねざわ‐の‐き【金沢の柵】
秋田県横手市金沢にあった古代の城柵(じょうさく)。後三年の役に清原氏が拠り、源義家に滅ぼされた。かねざわのさく。
かんごう‐しゅうらく【環濠集落】
外敵の侵入を防ぐために周りを柵で囲み、壕を巡らせた集落のこと。弥生時代の代表的な集落の形態とされ、吉野ヶ里遺跡もその一つ。