かきた‐がわ【柿田川】
静岡県駿東郡清水町の川。富士山の伏流水が湧出したもので、狩野川に注ぐ。長さ1.2キロ。固有種のミシマバイカモなど貴重な動植物が生息。
かき‐づき【柿餻】
1 もち米の粉に、干し柿の粉末あるいは熟した柿をまぜて蒸し、ついて餅(もち)にしたもの。 2 熟した柿に麦焦がしをまぜ、団子のようにしたもの。
かき‐なます【柿膾】
大根なますに生柿または干し柿のせん切りをまぜたもの。あるいは、拍子木・さいの目切りにした柿を、合わせ酢に大根おろしを加えてあえたもの。《季 秋》
かきのきのあるいえ【柿の木のある家】
壺井栄による小説。昭和19年(1944)に刊行された長編作品「海のたましひ」をもとに改作した中編で、昭和24年(1949)に刊行。
かき‐の‐ころも【柿の衣】
1 山伏などが着る柿色の衣。「皆—に笈(おひ)を掛け」〈太平記・五〉 2 「柿衣(かきそ)1」に同じ。
かき‐の‐たね【柿の種】
カキの種子に似せた、唐辛子を利かせた醤油味のあられ。
かきのは‐ずし【柿の葉鮨】
軽く握ったすし飯に塩さばの薄切りをのせ、柿の葉で包んで押したもの。奈良県吉野地方などの郷土料理。
かき‐の‐へた【柿の蔕】
朝鮮茶碗の一。鉄分の多い砂まじりの土で作り、青みがかったガラス様の釉(うわぐすり)をかけたもの。伏せた形や色が柿のへたに似るところから、千利休の命名といわれる。
かきのへたむし‐が【柿の蔕虫蛾】
マイコガ科のガ。翅(はね)の開張14ミリくらい。灰褐色の細い翅(はね)をもち、前翅の先に黄色帯がある。幼虫は柿の蔕虫といい、柿の実に食い入り、落果させる害虫。
かき‐の‐もと【柿の本】
1 正統の和歌。また、それを詠む一派。歌聖柿本人麻呂にちなんで名づけた。 2 正統の連歌。有心(うしん)連歌。→栗の本