ぼんが‐いちにょ【梵我一如】
インドの哲学書ウパニシャッドに代表されるバラモンの根本思想で、宇宙の根本原理であるブラフマン(梵)と個人の本体であるアートマン(我)とは同一であるというもの。
まっ‐しょう【末梢】
1 木の枝の先。こずえ。 2 物のはし。末端。転じて、取るに足らないこと。「—にとらわれ根本を見失う」
マニ‐きょう【マニ教】
《Mani》3世紀にペルシアのマニが創唱した宗教。ゾロアスター教を母体とし、キリスト教・仏教の諸要素を取り入れて、光(善)と闇(やみ)(悪)の二元論的世界観を根本に、禁欲的実践による救済を説く。...
みつ‐いん【密印】
仏語。 1 仏・菩薩(ぼさつ)の根本の誓いを示すため、両手の指で形づくるしるし。 2 禅宗で、仏性を悟った確かな証拠。心印。仏心印。
ミーマーンサー‐がくは【ミーマーンサー学派】
《(梵)mīmāṃsāは思量・考究の意》インド六派哲学の一。開祖はジャイミニ。ベーダ聖典に絶対的権威を置き、祭祀の実行によって果報を得ると説いた。根本経典は「ミーマーンサー‐スートラ」。
むげんとれんぞく【無限と連続】
数学者、遠山啓の著作。副題「現代数学の展望」。昭和27年(1952)刊。現代数学の根本概念を解説する。
む‐みょう【無明】
《(梵)avidyāの訳》仏語。邪見・俗念に妨げられて真理を悟ることができない無知。最も根本的な煩悩で、十二因縁の第一、三惑の一とされる。
むりょうじゅきょう【無量寿経】
大乗経典。2巻。魏の康僧鎧(こうそうがい)訳とされる。浄土教の根本聖典で、浄土三部経の一。法蔵菩薩が四十八願の大願を成就して阿弥陀仏となり、一切衆生を救済して極楽浄土に導くと説くもの。大無量寿経...
メスを入(い)・れる
1 外科医がメスを用いて切開する。 2 根本的解決のために非常手段をとる。事態を厳しく追及し批判する。また、事態解決に着手する。「政財界の癒着に—・れる」
もと【本/元】
[名] 1 物事の起こり。始まり。「事件の—をさぐる」「うわさの—をただす」 2 (「基」とも書く)物事の根本をなすところ。基本。「生活の—を正す」「悪の—を断つ」 3 (「基」とも書く)基礎...