もじ‐ひらなか【文字片半】
「文字寸半(もじきなか)」に同じ。「商ひ物も—違へたことのあらばこそ」〈浄・曽根崎〉
モスト【Most】
チェコ北西部、ボヘミア地方の都市。13世紀に都市権を獲得。19世紀後半より石炭採掘により工業都市となった。赤い屋根の鐘楼をもつフネビン城、16世紀建造のゴシック様式の聖母被昇天教会など歴史的建造...
も‐ぞ
[連語]《係助詞「も」+係助詞「ぞ」》 1 「も」を強調する意を表す。…だって。…でさえ。「岩根さくみてなづみ来(こ)し良けく—なき」〈万・二一三〉 2 好ましくない結果を予想し、気がかりに思う...
もっ‐こう【木香/唐木香】
キク科の多年草。高さ約2メートルに達し、葉は広楕円形。暗紫色のアザミに似た花をつける。インド北部の原産。根には芳香と苦味があり、乾燥させたものを漢方で健胃・整腸薬に用いる。昔は衣服の防虫剤に用いた。
もと【本/元】
[名] 1 物事の起こり。始まり。「事件の—をさぐる」「うわさの—をただす」 2 (「基」とも書く)物事の根本をなすところ。基本。「生活の—を正す」「悪の—を断つ」 3 (「基」とも書く)基礎...
もと‐あら【本荒】
木がまばらに生えていること。一説に、根元に花も葉もないこと。「宮城野の—の小萩露を重み風を待つごと君をこそ待て」〈古今・恋四〉
もと‐い【基】
《「本(もと)居(い)」の意》 1 建物などの土台。基礎。 2 物事の基礎。根本。根拠。「医学の—を築く」「国の—を定める」 3 原因。「女の身はみな同じ罪深き—ぞかし」〈源・若菜下〉
もと‐き【本木】
1 木の根もとの部分。⇔末木(うらき)。「その伽羅に—と末木との二つありて」〈鴎外・興津弥五右衛門の遺書〉 2 作品などを構想する中心となる材料。「昔物語などの、一興ある事を、—にとりなして事を...
もと‐くち【元口】
丸太材の根もとに近い方の切り口。⇔末口(すえくち)。
もと‐くび【元首】
首の根もと。また、頭。「冑のしころより—まで鋒(きっさき)五寸ばかりぞ打ち込みたる」〈太平記・一四〉