案(あん)に落(お)・つ
思ったとおりになる。また、計略にひっかかる。「かく、人の推し量る—・つる事もあらましかば」〈源・藤袴〉
案(あん)に相違(そうい)・する
考えていたことと違う。予想が外れる。案に違(たが)う。「—・して応募者が多かった」
案(あん)に違(たが)・う
「案に相違する」に同じ。「—・わず事はうまくはこんだ」
あん‐の‐うち【案の内】
計画どおり。思いのまま。「平家を滅ぼさんの—に候へども」〈平家・一〇〉
案(あん)の如(ごと)く
思ったとおり。予測したとおり。
あん‐の‐じょう【案の定】
[副]予想していたとおりに事が運ぶさま。果たして。「—失敗した」
あん‐の‐ほか【案の外】
予想外。意外。「今日の内に寄りて攻めんこそ、彼奴(かのやっこ)は—にて迷はめ」〈今昔・二五・九〉
あん‐ばい【塩梅/按排/按配】
[名](スル)《味の基本である塩と梅酢の意の「えんばい」と、物をぐあいよく並べる意の「按排」とが混同した語》 1 料理の味加減。「—をまちがえて、食べられたものではない」 2 物事のぐあい・よう...
あん‐ぶん【案分/按分】
[名](スル)基準となる数量に比例して物を分けること。「頭数に応じて、利益を—する」
あん‐ぶん【案文】
[名](スル)案として作った文章。また、その文章を書くこと。あんもん。「—を練る」「教書を—する」