あおいのうえ【葵の上】
源氏物語の女主人公の一人。光源氏の最初の妻。六条御息所(みやすどころ)の生き霊に苦しめられ、夕霧を出産後、急死。
謡曲。四番目物。源氏物語による。世阿弥が古作を書き改めたもの。
箏曲。山田...
あおやぎ【青柳】
催馬楽(さいばら)の曲名。
箏曲。八重崎検校作曲。
あきかぜのきょく【秋風の曲】
箏曲(そうきょく)。光崎検校(みつざきけんぎょう)作曲、蒔田雁門(まきたがんもん)作詞により、天保年間(1830〜1844)に成立。段物と唄物とを併せた新形式で、歌詞は白居易の「長恨歌」に取材。
あきのきょく【秋の曲】
箏曲(そうきょく)。吉沢検校作曲。安政年間(1854〜1860)に成立。歌詞に古今集の秋の歌6首を使う。古今調子という独特の調弦。→古今組(こきんぐみ)
いくた【生田】
姓氏の一。 [補説]「生田」姓の人物生田検校(いくたけんぎょう)生田春月(いくたしゅんげつ)生田長江(いくたちょうこう)生田万(いくたよろず)
いくた‐りゅう【生田流】
箏曲(そうきょく)の流派。生田検校の創始。主に関西で流行し、関東の山田流と近代箏曲界を二分する。
いしだ‐りゅう【石田流】
江戸初期の盲人棋士石田検校(けんぎょう)が始めた、将棋の駒(こま)組み。飛車を角行(かっこう)の右へ移して戦う平手(ひらて)定跡。
いそ‐ちどり【磯千鳥】
磯辺にいる千鳥。浜千鳥。《季 冬》「—足をぬらして遊びけり/蕪村」
地歌・箏曲(そうきょく)の曲名。江戸後期、橘岐山の詞句に菊岡検校(けんぎょう)が地歌として作曲、これに八重崎検校が箏の替手...
いちや‐けんぎょう【一夜検校】
1 江戸時代、千両の金を官に納めることで、検校の位を授けられた人。 2 急に金持ちになること。また、その人。にわか分限(ぶげん)。「米油、さては唐物(たうもの)薬種の買ひ置き、—になるやうな、ど...
うめがえ【梅枝】
源氏物語第32巻の巻名。光源氏39歳。明石の姫君(明石の中宮)の裳着(もぎ)と入内(じゅだい)の準備などを描く。
謡曲。四番目物。世阿弥作。管弦の役争いで討たれた楽人富士の妻の霊が、津の国住...