ぎょう‐そ【翹楚】
《「翹」は高くぬきんでる、「楚」は高く伸びた雑木の意》才能が衆にぬきんでてすぐれていること。また、その人。俊秀。
く‐そ【苦楚】
苦痛。辛苦。「無限の—を蒙(こうむ)り、苛刻の取扱いを受けたり」〈竜渓・経国美談〉
さん‐そ【酸楚】
《「酸」「楚」ともに、いたむ意》悲しみいたむこと。また、悲しくつらいこと。「兎角世の中は—勝(がち)なものだ」〈逍遥・内地雑居未来之夢〉
しもと【笞/楚】
《葼(しもと)で作るところから》昔、罪人を打つのに用いたむち。比喩的に、人を責める厳しい戒め。「心を鞭(むちう)つ—」
しん‐そ【辛楚】
《「楚」は人をむち打つ意》痛み苦しむこと。つらい目。苦しみ。辛苦。
すばえ【楚】
⇒すわえ
すわえ【楚/楉/杪】
《「ずわえ」「すばえ」とも》 1 木の枝や幹からまっすぐ伸び出た、若く細い小枝。すえだ。「ほそき—をしてさし寄せむに」〈枕・二四四〉 2 刑罰に用いるむち。しもと。「毎(つね)に九百段の鉄の—も...
せい‐そ【凄楚】
いたましく思うこと。悲しみいたむこと。「人情の上に於ける観察も曽て—惨澹の処に向わず」〈子規・獺祭書屋俳話〉
せい‐そ【清楚】
[名・形動]飾りけがなく、清らかなこと。また、そのさま。「—な身なり」「—な婦人」 [派生]せいそさ[名]
そ【楚】
中国の国名。 春秋戦国時代の国。戦国七雄の一。揚子江中流域を領有し、都は郢(えい)。春秋中期には陳・鄭・宋などを圧迫し、晋と対立。荘王は中原の覇者となったが、前223年、秦に滅ぼされた。 五...