う‐もん【有文】
1 衣服・冠などに模様のあること。⇔無文。 2 和歌・連歌・俳諧で、技巧や趣向のおもしろさが目立つもの。⇔無文。「歌にも連歌にも—無文と云ふ事あるなり」〈九州問答〉 3 能楽で、見かけの効果的な...
う‐もん【有紋】
1 衣服や帯などに紋のあるもの。⇔無紋。 2 能楽で、正しい作法にのっとって行儀よく演じること。⇔無紋。
うらく‐りゅう【有楽流】
茶道の流派の一。織田有楽を開祖として江戸初期に形成された。
うら・ぐ
[動ガ下二]《「うら」は「心」の意》楽しい気分になる。浮かれる。いい気持ちになる。「大御酒(おほみき)に—・げて大御寝(おほみね)し給ひき」〈記・下〉
うら‐ぐみ【裏組】
近世の邦楽で、教習の便宜上、楽曲を分類したものの一。三味線組歌・箏(こと)組歌などにある。三味線組歌では破手(はで)組の次に、箏組歌では表組の次に教授する。⇔表組。
うら‐さ・ぶ【心荒ぶ】
[動バ上二]心がすさむ。心が楽しまない。「—・ぶる心さまねしひさかたの天(あめ)のしぐれの流れあふ見れば」〈万・八二〉
うら‐らか【麗らか】
[形動][文][ナリ] 1 空が晴れて、日が柔らかくのどかに照っているさま。「—な日和」《季 春》「—や松を離るる鳶の笛/茅舎」 2 声などが晴れ晴れとして楽しそうなさま。「—なひばりの声」 3...
ウル‐さん【ウル山】
《Uludağ》トルコ北西部の山。標高2543メートル。同国第四の都市ブルサの南方に位置する。周囲一帯がウル山国立公園に指定され、ハイキングなどを楽しむ観光客が多く訪れるほか、同国屈指のスキーリ...
うれい‐さんじゅう【愁い三重】
1 義太夫節の語り方の一つで、多くは一段の終わりにあって、愁嘆を表すもの。また、そのときの三味線の手。 2 歌舞伎下座音楽の一つで、三味線の独奏による、愁嘆を表す効果音楽。ふつう、主役が愁いをこ...
うれいもなく【憂いもなく】
《原題、(ドイツ)Ohne Sorgen》ヨーゼフ=シュトラウスのポルカ。1869年初演。ヨーゼフがロシアのパブロフスク滞在時に作曲。軽快な曲調で、演奏の途中に楽団員の笑い声が入ることで知られる。