えい‐きょく【郢曲】
1 中国の春秋時代、楚(そ)の都、郢で歌われた卑俗な歌曲。転じて、はやり歌。俗曲。 2 平安から鎌倉初期の歌謡の総称。平安初期には神楽歌・催馬楽(さいばら)・風俗歌・朗詠をさし、中期に今様、後期...
えいきょくしょう【郢曲抄】
平安後期の音楽書。1巻。著者未詳。治承年間(1177〜1181)の成立というが未詳。神楽・催馬楽(さいばら)の秘伝や、今様・足柄・片下ろし・田歌などの歌い方・由来を記したもの。梁塵秘抄口伝集巻第...
えい‐しょう【嬰商】
中国・日本音楽で、五声のうちの商の音より一律(半音)高い音。
えい‐せいせん【永精銭】
永楽銭(えいらくせん)のこと。
えい‐だか【永高】
室町時代、永楽銭を基準として算定した年貢の収納高。
えい‐とう
[副] 1 せっせと仕事にはげむさま。「—働きゃ随分楽の出来る所だ」〈伎・四千両〉 2 芝居で客がどんどん詰めかけるさま。祝うために、久しくの意の「永」と、芝居が当たる意の「当」をあてて「永当...
えいゆうこうしんきょく【英雄行進曲】
《原題、(フランス)Marche héroïque》サン=サーンスの管弦楽曲。1871年作曲。普仏戦争で戦死した友人に捧げられた作品。原曲は2台のピアノのための作品として作曲された。
えいゆうのしょうがい【英雄の生涯】
《原題、(ドイツ)Ein Heldenleben》リヒャルト=シュトラウスの交響詩。1897年から1898年にかけて作曲。作曲者自身の生涯を描いたとされる。ウィレム=メンゲルベルクとアムステルダ...
えいらく【永楽】
中国、明(みん)の成祖の代の年号。1403〜1424年。
「永楽銭」の略。
えいらく‐かん【永楽館】
兵庫県豊岡市にある劇場。明治34年(1901)竣工。近畿地方に現存する最古の芝居小屋。昭和39年(1964)に閉館されたが、平成20年(2008)、改修の上、再開館した。出石(いずし)永楽館。