ほうぞういん‐りゅう【宝蔵院流】
槍術の一派。奈良興福寺に属する宝蔵院の僧、胤栄(いんえい)が開祖。鎌槍を用いるので鎌宝蔵院流ともいう。
ほう‐らん【峰巒】
山の峰。また、山。「槍ヶ嶽蝶が岳など—重畳して」〈木下尚江・良人の自白〉
ほ‐くび【穂首】
1 稲・麦などの穂の部分。 2 槍の穂先の柄に接する部分。
ほ‐さき【穂先】
1 植物の穂の先。「稲の—が出揃う」 2 筆・釣り竿など、細長くとがっているものの先端。 3 刀・槍などの先端。きっさき。 4 空穂(うつぼ)の部分の名。矢を入れる筒の最下端の部分。
ほ‐なが【穂長】
1 ウラジロの別名。 2 槍の穂先の長いもの。 3 5月の田植えの際に飯を炊くたきぎ。普通のたきぎよりも長い。東海・近畿地方でいう。
ぼたん‐やり【牡丹槍】
先端に綿や毛を布で丸く包んでつけた、練習用の槍。たんぽやり。
まくら‐やり【枕槍/枕鑓】
枕もとに置いておく護身用の槍。「女中手々(てんで)に—、長刀(なぎなた)にて引っ包み、囲ひ防げば」〈浄・反魂香〉
マルメロ【(ポルトガル)marmelo】
バラ科の落葉高木。葉は卵形で、裏面に灰白色の毛が密生。5月ごろ、白か淡紅色の5弁花を開き、洋梨状の黄色い実を結ぶ。実は香気があり甘酸っぱく、生食や砂糖漬けにする。イラン地方の原産で、日本には江戸...
みず‐ぐるま【水車】
1 「すいしゃ(水車)1」に同じ。 2 刀や槍を振り回すこと。激しく敵に襲いかかるようす。「—を回し、しだいしだいに攻め寄って」〈盛衰記・二二〉
や‐ぐら【櫓/矢倉】
1 武器を入れておく倉庫。矢の倉。兵庫。 2 城門や城壁の上につくった一段高い建物。敵状の偵察や射撃のための高楼。 3 ㋐木材や鉄骨などを用いて組み立てた高い構築物。「火の見—」 ㋑祭礼・盆踊り...