かさね‐おりもの【重ね織物】
縦糸・横糸にそれぞれ2種以上、または、いずれかに3種以上の糸を用いて、組織が二重三重になるように織った織物の総称。表裏で異なった色や模様を織るのに用いる。
かさね‐もよう【重ね模様】
織り出したり染め出したりした地模様の上に、さらに浮き模様を重ねたもの。
かざり‐けい【飾り罫】
印刷で、装飾的な模様でできた罫線。
かし‐がた【菓子型】
落雁(らくがん)などの干菓子を作るときに、材料の粉を打ち込む木型。模様が彫ってある。また、洋菓子を焼くのに用いる金属製の型。
かしどり‐おどし【樫鳥威】
《模様が樫鳥の羽毛の配色に似ているところから》鎧(よろい)の威の一。白、薄縹(うすはなだ)、紺の緂(だん)で矢筈(やはず)に打った平組みの緒を用いた威。かんどりおどし。
かじか‐がえる【河鹿蛙/金襖子】
アオガエル科のカエル。渓流の岩の間にすむ。体長は雄が4センチ、雌が7センチくらい。背面は灰褐色で暗褐色の模様があり、腹面は淡灰色または白色。指先に吸盤がある。5月ごろから繁殖期になると、雄は美声...
かじょう‐にじ【過剰虹】
雨上がりなどに通常見られる虹(主虹)の内側、および副虹の外側にある虹。前者の方が後者よりも見やすく、ときに同心円状の縞模様を成しているのが見られる。干渉虹。
かす‐お【糟尾】
1 白髪のまじった髪。ごましお頭。「(斎藤別当ハ)白髪の—なりしぞ」〈平家・一一〉 2 絣(かすり)模様のある矢羽。かすぼ。
かすがの‐まんじゅう【春日野饅頭】
厚めに作った皮の上面にヒノキの葉の模様を焼きつけた小判形のまんじゅう。春日饅頭。忍ぶ饅頭。
かすみ【霞】
1 空気中に浮かんでいるさまざまな細かい粒子のため、遠くがはっきり見えない現象。また、霧や煙が薄い帯のように見える現象。「—がたなびく」《季 春》「指南車を胡地に引去る—かな/蕪村」 2 (「翳...