かた‐つけ【型付け】
1 布に型紙を当てて、その模様をあらわし出すこと。また、その職人。 2 能楽で、演じる型の定め方。また、それを曲ごとに記した書物。
かたつけ‐ぞめ【型付け染(め)】
型付けで模様をつけた染め物。捺染(なっせん)。
かたづま‐もよう【片褄模様】
長着の下前の裾だけにつけられる模様。下前模様。
かた‐ど・る【象る/模る】
[動ラ五(四)]《「形取る」の意》 1 物の形を写し取る。また、ある形に似せて作る。「雪の結晶を—・った模様」 2 物事を形象化して表す。象徴する。「平和を—・ったマーク」 [可能]かたどれる
かたみ‐がわり【片身替(わ)り】
右半身と左半身、および袖の左右の模様や色合いなどの変わっている衣服。
かた‐ゆうぜん【型友禅】
型紙を用い、糊(のり)に染料を混ぜた写し糊で模様を染め出す友禅染。明治時代に始められ、以後量産品となる。
カットワーク【cutwork】
模様の縁をステッチでかがり、その内側の布地を切り取ってレース状に仕上げた切り抜き刺繍(ししゅう)。
かなくぎ‐の‐き【金釘の樹】
クスノキ科の落葉小高木。山地に生え、樹皮は黄白色で、老樹でははがれやすく、鹿の子模様となる。葉は細長く、裏面はやや白い。雌雄異株で、晩春、淡黄色の小花が集まってつく。実は赤く熟す。
かのこ‐おび【鹿の子帯】
鹿の子絞りの模様の帯。
かのこ‐ずり【鹿の子摺り】
壁の下地を平らにするため、くぼんだ所を漆喰(しっくい)で塗り埋めること。その塗ったあとが鹿の子模様になるところからいう。