けんぺい‐ずく【権柄尽く】
[名・形動]権力に任せて、強引に事を行うこと。また、そのさま。権尽く。「—な態度」
権柄(けんぺい)晴(は)れて
天下晴れて。おおっぴらに。「二人が事を旦那へ訴訟、—念比(ねんごろ)さする」〈浄・宵庚申〉
けんぺい‐まなこ【権柄眼】
権勢に任せて、人をおさえつけるような目つき。横柄な目つき。「御膝元に人を見下(おろ)す—」〈浄・忠臣蔵〉
けん‐ぺん【権変】
その場に応じて適切な手段をとること。臨機応変。「—に長(た)ける」
けん‐ぼう【権謀】
臨機応変のはかりごと。「—をめぐらす」
けんぼう‐じゅっすう【権謀術数】
人を欺くためのはかりごと。種々の計略。権数。「—にたける」
けんぼうじゅっすう‐しゅぎ【権謀術数主義】
⇒マキャベリズム
けん‐まく【剣幕/見幕/権幕】
怒って興奮しているようす。いきり立った、荒々しい態度や顔つき。「すごい—でどなり込む」「激しい—を見せる」 [補説]もと「けんあく(険悪)」の連声(れんじょう)ともいうが未詳。
けん‐もん【権門】
1 官位が高く権力・勢力のある家。また、その家の人。「—に媚びる」「—勢家」 2 権力のある人への賄賂(わいろ)。「主人(ぬし)も屋敷勤め故、多くは役人衆への—に厭と言はれぬ仲間の付き合ひ」〈伎...
けんもん‐かご【権門駕籠】
江戸時代、大名の家臣が主君の用事で他家へ行くとき乗った引き戸駕籠。主君から貸し与えられたもの。