アニュス‐デイ【(ラテン)Agnus Dei】
《神の子羊の意》ミサ典礼の式文の一。イエス=キリストに平安を求める祈り。平和の賛歌。アグヌスデイ。→ミサ曲
あねは‐の‐まつ【姉歯の松】
宮城県栗原市金成姉歯(かんなりあねは)にあった松。小野小町の姉または松浦佐用姫(まつらさよひめ)の姉の墓上に植えた五葉松という。[歌枕]「栗原の—をさそひても都はいつと知らぬ旅かな」〈夫木・二九〉
あばれ【暴れ】
1 暴れること。さわぎまわること。 2 歌舞伎などの囃子(はやし)で、太鼓を主とした演奏。荒事の出端(では)や立ち回りなどに使用。
あばれ‐たんぜん【暴れ丹前】
1 歌舞伎で、暴れ者に扮(ふん)する役者の着る丹前。また、暴れ者の役。 2 歌舞伎の下座音楽で、1の出端(では)のときなどに笛と太鼓で奏する囃子。
アフロディテしょうか【アフロディテ頌歌】
紀元前7世紀ごろのギリシャの女流詩人、サッフォーによる詩。著者の詩作品中、完全な形で残された2作品のうちの一。邦題は「アフロディテへの祷歌」ともする。
あぶらや‐おこん【油屋お紺】
歌舞伎狂言「伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)」の女主人公。伊勢古市油屋の遊女。愛人福岡貢(みつぎ)が探している名刀の鑑定書を得るために、貢に心にもない愛想づかしを言う。思い違いをした貢は...
あほだら‐きょう【阿呆陀羅経】
《上方語「あほだら」と「陀羅尼(だらに)経」とをかけた語》時事を風刺したこっけいな俗謡。願人坊主(がんにんぼうず)が小さな2個の木魚をたたき、または扇子で拍子をとりながら歌い歩き、銭を乞うた。江...
あま‐おち【雨落ち】
1 雨垂れの落ちる所。雨打ち。 2 歌舞伎劇場で、舞台際の客席。かぶりつき。
あまがたり‐うた【天語り歌】
上代歌謡の一。長編の宮廷寿歌。天語連(あまがたりのむらじ)が伝えたとも、伊勢の海人語部(あまがたりべ)が伝えたともいう。
あまぎごえ【天城越え】
歌謡曲。歌手、石川さゆりの代表曲。昭和61年(1986)発売。吉岡治作詞、弦哲也作曲。第28回日本レコード大賞金賞受賞。